海外大学挑戦が意外と獣道ではなくてノウハウ化されているのでは? それを浅はかな情報商材化ムーブして批判された説。 または、高額留学のレッドオーシャンに突っ込むことの不思議さ

サンデル的な議論、特にこのスタンフォード大学にいったやつ、あまり調べてないまま書いてしまう。

0.筆者の前提(海外在住だが「獣道を走る叩き上げのエリート」)

私は灘▶東大という一見、エリート街道を驀進したように見えるプロフィールではあるが、自分の見立てとしては、周りに比べてあまり揃ってないところからスタートした

カードはあまり揃ってないが気合と根性で、新興国に現地就職というという獣道をなんとかひた走っているという現状だと自己分析している。

1.そもそも海外大学に行くことはノウハウ化されてきている


昨今海外大学に行く人は増えているので意外と「ノウハウ集」はあってあってだから合格できたのでは?それだけだと「日本の情弱に売れない」ので「配られたカードを少なく偽装工作」したのではないかと思う。

本来、海外留学はマイノリティがやることであれば、この程度の偽装工作はご愛嬌だったのではないだろうか。ただ、周りに同じような体験をしている人が多少いるので、「この情報商材は悪質」という密告が相次いでばれたんではなかろうか

私は灘高出身の30後半だが、海外大学に行く人は昔に比べて明らかに増えていると思う。たとえばこれ。こんな人、20年前は「灘高でさえ」まったくいなかった。

昔より円安だったり、アメリカと日本の物価格差が開いている以上、むしろ海外進出にはアゲインストになっている環境下で挑戦していることは素晴らしいと思う。ただ、多分海外に行くための予備校的な環境は増えているように見える。

この傾向自体は良いことだと思う。外向きの日本人はすばらしい

2. 海外挑戦や、獣道に向かうことは素晴らしいが、実は獣道ではなくて、本来は見える無骨さ的なものが見えない

昔から海外挑戦をする人というのはいて、アングロサクソンではない日本人が、その挑戦をするのは本当に不利なのであるからそれ自体は素晴らしいことだと思う。

シロクマ氏の記事より

たとえ、日本で恵まれた環境で「ノウハウ集」があったとしても、その努力は結構たいへんだった思うし本来は称賛されて然るべきことだと思う。

私のように国内の大学の上の方を目指すより大変だったろう。

といいつつ、実は我々の時代よりも「周りが目指している」ある意味整備された道を走っていただけなのではなかろうか。

孫正義がカリフォルニア工科大学にいった時代より、情報はあって、それなりに苦労したとしても獣道感はあまりない。

情報商材として変な服着て売り出すとかも含めて、「ピースが揃ってそれを集めて加工した感」がある。何かなにもないところから海外にいった人特有の手触りの無骨なゴツゴツした感じがしない

3.違和感 昨今STEM系の獣道のハック手段はあるのに、なぜ、「ノウハウ集を手に」皆と同じ高額な教育費を払うのか

私は、この騒動をメタに見ていて、そもそも、スタンフォード大学に「マニュアル集」を手にして、わざわざ人と同じ道を行くのかがよくわからない。

今や、海外大学の理系の教育を安価で受ける手段は沢山あって、むしろ円安で価格差異がでてしまったような状態だと思っており、迂回手段を取ったほうが賢いと思っている

例えばおすすめはアメリカの修士号を日本で取るなどの迂回手段。現地感がなくてちょっとワクワク度は減ってしまうかもしれないが、それでも金銭的には期待値が高いだろう

MBAなどの海外でネームバリューのための「高額の教育」を受けるデメリットなどを警告する動画などは結構あったりはする

4.違和感 海外に行く目的はそもそもブランディングのためではなく獣道を行くことでブルー・オーシャン戦略を手に取れることでは?


そもそも、すべての違和感の根源だが、違和感の根源は「ブルーオーシャン的な発想とは程遠いマニュアルを手に同じ方向に向かってコストの高い方法」を取っているののではないかということ。

私の仮説の連発でしかないが、揃ったマニュアルを手に、多少努力したとして、それで高額の費用が発生する教育機関にいくことはそもそもコスパ、期待値的にただしそうにも思えない。

ブランディングをしたかったのか、この道を後進にも伝えたかったのか、それはわからない。善意だったのかもしれない

ただ、善意にしたって、、その海外渡航記をむしろ「日本の情弱」に売りつけるという日本的ムーブをしたことが違和感がある

まだ、ブルーオーシャン的には残った情報商材化できそうな領土があって、インフルエンサー的なポジションにギリ乗り込みが間に合うタイミングなのかもしれいが、いかんせん、アメリカの大学は高額で、コスパが悪そうだ。ブルーオーシャン的ではない。

地味ではない派手な感じが好きに見えたので、インフルエンサー的なキラキラ感を欲していたという感じもする。

それだと、海外に本来行くことは情報格差や、タイムマシーン経営的なことをするためなのだと思うが、なにげに少しタイミングが遅い気がする。

もっと、変なムーブをすることで得られる海外独特のブルーオーシャン感がない。

ある意味思いっきりブルーオーシャン戦略を取るのではなく、「売れ線の焼き直し」が一番売れるというずる賢さも感じたが、彼女らの反論からはそのような老獪さはなくて、結構真正面から「悲しいです」みたいな事を言っていてグルの表に出てこない出版社も悪いが彼らは老獪だろう。

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