ファミコン40周年

1980年代、テレビゲームというものを世に広め、マリオ、ゼルダ、ドラクエ、FF、他にも数えきれないほどの名作を生み出し、当時の少年少女を夢中にさせた任天堂のファミリーコンピュータ、通称ファミコンが1983年7月15日に発売され、今日で40周年となりました。

僕はこの時小学生でいわゆる「ファミコン直撃世代」であり、コンピューターゲームというものを生まれて初めて触ったのもファミコンでした。
本体が発売された頃やその直後のゼビウスが移植された時期というのはまだこういうものの存在を認識していなかったので知らなかったのですが、やはり皆さんご存知「スーパーマリオブラザーズ」が発売された1985年以降、周りに爆発的にファミコンが普及していく中、ウチではなかなか買ってもらえずに親戚の家などで夢中になって遊ばせてもらってたのがゲームというものに本格的にハマったきっかけでした(後にウチでも買ってもらえました

僕にとってファミコンというのは思い出とかそんなレベルではなく「今でも遊べるもの」であり、人生において色々教えてもらったもの、今に繋がることを得たもの、ですのでこれがもし存在していなかったら今の僕はありません。
マリオも当然ですがドラクエに出会わせてくれたのもこのファミコンです。

少しスペック的な話にはなりますが、発売当時におけるファミコンは「ゲームに関する部分に特化した超ハイスペック機」と言ってもおかしくなく、すでに出ていた他社さんのゲーム機やマイクロコンピューターなどでは実現していなかった「滑らかなスクロール」をいとも簡単にやっていたのがファミコンであり、この性能を活かし切ったのが「スーパーマリオブラザーズ」だったわけです。
この大ヒットによりそれまでファミコンのゲームでも画面があまり動かない「固定画面式」のゲームが多かったのがスーパーマリオ以降、色々なメーカーから画面を派手にスクロールさせるゲームが多数出てきたので、まさしく世界を変えたゲーム=スーパーマリオだったわけです。

これ以降、今でも続くシリーズモノの1作目が次々と発売され、ゲームといえばファミコン、と誰もが認知するまでになり、テレビゲームという遊びが当たり前になったのは当時本当に新しく、またゲーム業界やゲームを作る人にスポットが当たるようになってきたのもファミコンからでした。

今の任天堂ハードであるSwitchでオンラインサービスに加入することでファミコンのゲームが遊べますし、今のゲームからすると本当にチープでシンプルですが、それでも面白いものは面白い、ゲームとは?という問いに40年経ってもきちんと答えてくれるので、この当時を知らない若い方にもファミコンのゲームに触れて欲しいな、と思います。それで面白いと感じるかどうかは自由ですし、面白いなーと思ったら色んなゲームをやってみて下さい。

ファミコン40年おめでとう。次は50年、僕の脳みそが無事なうちは絶対に忘れませんし、ずっとやり続けていきます。

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