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大人も子どもも楽しいゲームの魅力

4〜5歳になると楽しめる遊びの一つが「ゲーム」です。これはビデオゲームやスマホのゲームのみを指すものではありません。広い意味でのゲーム。アナログのボードゲームもカードゲームも、あるいは身体を使ったゲーム性のある遊びも含めて楽しめます。

ゲームの良いところはたくさんあります。主だったところはこんな感じでしょうか。どんなゲームをやるかにもよりますけど。
・自然とコミュニケーションが増える
・楽しく遊ぶうちに何らかの抽象的な理解に繋がる
・一緒に遊ぶ大人も楽しい

4〜5歳でゲームが楽しくなる理由は明確です。3歳を過ぎたあたりから記憶力が飛躍的に伸びてきます。それに付随して言葉の理解力も向上します。覚えることができるとゲームの進行に必要なルールの把握、順番の把握、ゲームの内容の把握などを行うことができます。何よりルールの理解ができるわけです。記憶を扱うゲームといえば、神経衰弱です。3歳くらいの小さな子どもであれば専用のメモリーゲームを使うといいかもしれません。トランプの数字と記号の組み合わせはやや複雑です。4〜5歳になるとトランプで十分に楽しめます。もちろん年齢はあくまで目安。できることに遅いも早いもありません。

ゲームの魅力

さて、ゲームの醍醐味はすでにあげた3点を中心に考えてみたいと思います。特にアナログゲームの場合には「自然とコミュニケーションが増える」という点は大きな魅力の一つです。家庭でのコミュニケーションを大切にするヨーロッパには、アナログゲームの専門店も多々あります。ドイツが多いようですが、写真はフランス(パリ)にあったボードゲーム専門店。書籍のようにずらりとゲームが並ぶ店内は圧巻です。

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ゲームをすると会話も弾むものです。年末年始にすごろくというのは昔の家族の定番でしたが、家族が集まるタイミングでゲームというのは、理にかなっているのだろうと思います。

楽しく遊ぶうちに何らかの抽象的な理解に繋がるというのも魅力の一つ。例えば、シンプルなすごろくを想像しても、サイコロを振って出た目の数だけ進む。という中には「数を数える」「数字に触れる」などの学習が隠れています。また指先でコマを摘み、進めるわけですから、指先を使った精緻な作業も行うことになります。洋服のボタンを自分でとめたり、お箸を使えるようになったり、そんなことにもつながっていきます。

ゲームの最も魅力的なことは学習が目的なのではなく、楽しい遊びであること。そしていつの間には学びにつながっているというところなのかもしれません。ちなみに数の学びにつながる、簡単に作れるすごろくを過去にVERYの記事で紹介しました。3歳くらいでも遊べるかもしれない。どうかな?

他にも「色を覚える」「形に触れる」「言葉を覚える」など様々な魅力を持ったゲームがあります。探してみてください。また具体的な目的を持ったゲームもあります。例えば、ルールとしてはすごろくなんだけど、「生活習慣」がテーマになっているものは、「SDGs」を学べるものなど、何かを知ってもらいたいと思ったときにゲームを使うと楽しく触れることができますから、子どもたちにも自然と入っていくだろうと思います。

ちなみに僕はスマホなどのゲームも否定しません。フィジカルな感覚はありませんがアナログゲームと比べた時に利点となる部分も多くあります。わかりやすいものの一つがアタリ判定。「だるまさんが転んだ」動いたかどうかは鬼と動く人、双方の理解によって成立します。ですがデジタルならば極めて正確に判定ができます。
スマホもデジタルも適度に扱うくらいで良いと思います。やりすぎにはご注意を。

最後に一緒に遊ぶ大人も楽しい」という点ですが、これが一番大切かもしれない(笑)。リカちゃんごっこの無限地獄が続くと流石に疲れるわけですけど、ゲームは大人もハマるくらいですから楽しいわけです。子どもと遊ぶことが苦手な人にもおすすめしたいのはこの点からです。まぁ豪快に買ってしまうと子どもが泣き叫ぶという事態もあり得ますけど…。

VERY webでボードゲームの紹介をしています。こちらもよろしければご覧ください。盛大な前振りじゃないよ。


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