世界に誇る日本の職人さん

前回は、電気スタンドのシェードを組立を受け取っていただけるSWITCHさんとの貴重な出会いをお話ししましたが、今日お話しする職人さんは神谷さんからのご紹介です。むぎわら細工を施す支柱部分は桐がもっとも適しているという神谷さんからのお話でした。さてどこに、桐とその加工をお願いするのか。皆目見当がつきませんでした。いくつかあたってみたものの、数が少ないので断られました。神谷さんに相談すると、神谷さんがいつも注文されている職人さんをご紹介していただけました。
浦上桐工芸 http://kiribako.co.jp/ さんでした。実はこちらも候補で、お願いしたかったのですがとても敷居が高くお願いできませんでした。

電気スタンドの支柱は5センチ程度の正方形です。これだけでは安定して立つことが出来ません。底板が必要でした。桐では軽すぎではないかと、そのあたりも浦上荘平、利平親子 さんが親切に相談に乗ってくださいました。
加工もやっていただけるとのこと。
そして底板は神谷さんと相談し、輪島塗にすることにしました。こちらも神谷さんがお取引のある、いち松 さんという輪島の 塗師さんです。

3つの作品のうち、2つは黒の輪島塗、1つは拭き漆といい作品にあわせて茶系の塗です。輪島塗ではありません。
まずは見本を作ってくださり、色をみせてくださってから取り掛かるという本当に丁寧な対応をしていただき、素晴らしいものができました。重さを考えると合板になり一度塗っていただいたのですが、仕上がりが今一つということで、木目が美しい朴の木の一枚板にしていただきました。いち松さんも浦上さんも、日本の職人ここにありという丁寧なお仕事、対応をしていただき、感激ひとしおでした。私が応えられるのは、正当な金額のお金をすぐにお支払いすること、最終的に素晴らしい作品を完成して、少しでも多くの人の目にふれるようにすることと決意を新たにしたのでした。
今日はここまでにします。
購読いただきありがとうございます。

素材は朴の木の一枚板
側面の写真までいただきました


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