見出し画像

家での英語学習

 最近、学区のEL(English Learner)全体ミーティングがありました。(どうでもいいことですが、私の時代はESL(English as Second Language)って呼ばれていたけれど、今は呼び方が違うんですね。まあ確かに、SecondどころかThirdの人もいるでしょうしね。)  息子のELクラスは、週に2回の取り出し授業だそうです。何をやっているのかはいまいちわかりませんが、1対1か少人数グループで授業のサポートになるようなことをするそうです。長男はまだキンダーなので、それほどELクラスのサポートを重要視していませんが、どんな内容なのか気になっています。

 30年ほど前、田舎のESLでは、毎日取り出し授業がありました。初めは2時間くらいESLにいた気がします。いくつかのアクティビティを指定された通りに回りました。先生と一対一で本を読み、その内容について話すこともあれば、カセットテープ(時代!)で聞いたお話しについての質問に書いて答えることもありましたし、コンピューターで文法問題を解くこともありました。こうして当時を思い返してみると、結構ハイスピードで英語を吸収していた気がします。もちろん全然クラスメイトには追いついていなかったのですが、それでもESLでの授業やアクティビティに関しては、半年も経つ頃にはだいぶ理解できていました。その後、私は、2年もしないうちにESLを卒業しました。しかし、英語に不自由しなくなったのかと言えばそれは違い、例えばライティングはいつまでも不得意でした。聞く、話す、読むのスキルは授業に参加することで向上しましたが、どうしても書く力は、文法なしには伸びなかったのだと思います。

 息子のELクラスが何をするのかは今のところよくわかりませんが、文の構成をどのように学習していくかが気になっています。まだキンダーなので、ひたすら本を読んでいくことで、文法がそのままインプットされるのか。それとも、ある程度のルールを学ばなければいけないのか。
 キンダーのうちは、アメリカ人の子供たちでさえ完全な一文を書くことは難しいと思います。しかし、話すことはできるので、毎日の会話から文法を学び取ることはできます。家の中では英語を話さない、聞かない息子たちは、そのようなインプットが期待できない分、また違ったアプローチが必要なのではないかと考えています。
 aとtheの違いも、単語の単数・複数形も、時制も、前置詞も自動詞も他動詞も、全部本を読むことで自然と身につくのか、この一年様子を見るつもりです。
 ということで、これからの一年、家で息子に課す英語学習は、学校から推奨されている電子書籍での読書のみで今のところはいく予定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?