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カワゴエヒビキの原風景(昔テレビで見たあれこれ)

こんにちは!DAC広島メンバーのカワゴエヒビキです。

今回は、少し昔話をしようと思います。
なぜ、そう思ったかというと、
「AI音声によるオレオレ詐欺が流行る」というネットの記事を見て、

(´-`).。oOそういえば、天才詐欺師が出てくるドラマ、昔見ていたな。

なんて、思うところがあったからです。ドラマ名は伏せますので、
なんのドラマか想像しながら聞いてみてください。

そのドラマのテーマを昔の言葉(ことわざ)で言うと、

嘘も方便

なのだと思います。嘘をつくことは、基本的には人を不幸にしてしまうというイメージがあると思いますが、そうとは限らない。というわけです。

ドラマの中で、お金のやり取り(登場人物が詐欺師ばかりなので)
があるのですが、人の思想によって状況が変わるんですね。

例えば。

一方は、「恐怖」によって相手をコントロールします。
「支配」によるものですね。
一方は、「真心」によって相手をコントロールします。
「信頼」によるものですね。

どちらも、コントロールするために「契約」を結ぶという点では共通です。

あなたがコントロールされる側、「支配」や「信頼」される側だった
としたら、どちらを選びますか?
ふつうは「真心」で「信頼」されている方だと思います。
しかし、される側はする側を選ぶことはできません。

では、あなたが相手をコントロールする側に立ったとしたら?
「恐怖」によって相手を「支配」する方が正直、楽です。
(一応言っておくと、それが「正しい」「すべき」とは言ってません。)

如何に「真心」という不確定要素の高い曖昧なもので「信頼」を勝ち取ることが難しいか、想像に難くないと言えます。

これは、あくまでもドラマなので、「真心」や「人を救いたい」という信念を持った主人公が、天才詐欺師の「戦略」を力に、たくましく競争に打ち勝つというストーリーが芯となって展開されていきます。だから、見ていてとても気持ちがいいです。

一方で。
相手をだましてお金を巻き上げている人を見破るドラマがあるのですが、
そこで投げかけられる印象的なセリフがあります。

内容をかみ砕いたうえで説明すると、

だましている人は、だまされている人を幸せにしている。
それは、だまされている人がだましている人のことを心酔しているから。
見破る人は、だまされている人をだましている人から引き離しに来た。
そのために、見破る人はだましている人の手の内を見破った。
だましている人は最終的に自殺した。
でも、だまされている人はだましている人のことを相も変わらず心酔する。
だまされている人の心は何も変わらない。
そうなったときに、ほんとうに人を幸せにしているのは、

「おめぇらか?俺たちか?」

人の心が読める女をだまして、上に書いている「だましている人」に仕立て上げた男

このエピソードは、先ほどのものとは対照的に、とても後味が悪いです。
でも、すごく考えさせられます。善悪と好き嫌い、様々な観点から
考える余地がある。余白のあるドラマだと思います。

今回は、ネット上で見た記事をきっかけに、自分が昔見たドラマの考察を
しました。

それでは、今回はここまでにします。また次回お会いしましょ~。


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