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私小説『地球学徒の日記』

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✙この作品は、夢小説『スタウロライト 十字石の追憶』の外伝です。登場人物は本篇と同じですが、こちらは現実世界の日本国内(令和時代)を舞台とし、実在の事象を題材にしております。本篇…
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#呑川

青空の祈り(2024年5月1話)

 今回は「呑川の鯉幟」「母の日と地下アイドル」「住民が親しめる都市河川の整備」などの話をお届け致します! 5月6日(月曜) 大森池上 呑川鯉幟祭 連休の最終日。今朝は大森駅前で髪を切り、そこで朝食も頂きました。  今日は、メグミさん達の郷土である池上町の行事に参加するので、食後そこに向かいます。  池上町を北西から南東へと流れる河川、呑川では5月連休に「呑川鯉幟祭」が開催されており、地元の小学生らが制作した鯉幟が、川の上を渡るように展示されています。  この鯉幟祭は、

彼女と観た世界(2024年4月2話)

 花祭の桜が散り、これから更に暖かくなりそうです。 第108回 再興院展  この頃、横浜駅東口の十合美術館(横浜市 西区)では、日本美術院の公募展覧会である「院展」の日本画が展示されていました。  日本美術院は、明治美術界の指導者岡倉天心らによって1898(明治三十一)年に創設されました。ここ横浜で生まれた岡倉天心(1862~1913)は、西洋欧米諸国が強い力を持っていた時代にあって、インドの仏教、中華の儒教・道教、そしてそれらを取り入れた日本美術という東洋の伝統的な精

東京の河川 呑川と隅田川(2024年3月1話)

 初春3月(弥生)の日記です。今月から、このブログの書き方を少し変えようかと思います。  今月末の31日(日曜)は、世界中の教会が復活祭で賑わいます。教会信徒のヒジリお姉ちゃん達は、讃美歌を歌う聖歌隊の練習に参加しています。  ところで、教会と言えば聖書ですが、その前半部である『旧約聖書』(ヘブライ聖書)は39巻と非常に長く、これを『新約聖書』(27巻)と併せて持ち歩くと、それなりの重さになります。しかし、今は電子書籍という便利な代物を使える時代であり、聖書にもデジタル

2024(令和六)年2月「始め無く終り無き理」

私小説『地球学徒の日記』 2024(令和六)年2月 「始め無く終り無き理」 デジタルアートセンター系列事業所を利用している人々は、制作活動に関するオンライン講座を受講できるのですが、先日1月29日(月曜)は、そこでお世話になってきた鮭泥まぐま先生の最終配信でした。小説の書き方から、最近話題の生成AIに至るまで、色々な議論を勉強させて頂きました。  晩冬2月(如月)になりました。2月のアルファベットFebruaryには「罪を清める祭り」という意味があります。  2月の誕生石

2023(令和五)年11月2話・12月1話「東京下町の都市河川(目黒川・呑川)を巡る」

私小説『地球学徒の日記』 2023(令和五)年11月2話・12月1話 「東京下町の都市河川(目黒川・呑川)を巡る」 風邪で倒れていた先月の気持ちを切り替え、晩秋11月(霜月)が始まりました…が、急に暑くなったり寒くなったりと、落ち着かない秋の終わりですね。 11月12日(日曜) 逗子の聖母神  今夜はメグミさん達が、三浦半島・相模湾の逗子市にある寺院を訪れました。逗子は元々、東隣の横須賀市の一部でしたが、1950(昭和二十五)年に逗子町として独立し、1954(昭和二十九)