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私小説『地球学徒の日記』

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✙この作品は、夢小説『スタウロライト 十字石の追憶』の外伝です。登場人物は本篇と同じですが、こちらは現実世界の日本国内(令和時代)を舞台とし、実在の事象を題材にしております。本篇… もっと読む
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2023年9月の記事一覧

2023(令和五)年7月2話「あの夏の同級生」

私小説『地球学徒の日記』 2023(令和五)年7月2話 「あの夏の同級生」 縄文時代の日本列島では、地球温暖化の影響で照葉樹林(常緑広葉樹)が生い茂りました。現在も、神社などの台地で照葉樹を見る事ができます。 「樹木に神霊が宿るという『神木』への信仰が、自然保護に役立ったようですね」  東京大森の八景天祖神社(入新井町 新井宿村)には、約400年の樹齢を誇る椎の御神木がいらっしゃいます。この神社の建立が約300年前(江戸時代 享保期)なので、それより百年も昔からここにおら

2023(令和五)年7月1話「この話を書く時間が忙し過ぎて足りない件」

私小説『地球学徒の日記』 2023(令和五)年7月1話 「この話を書く時間が忙し過ぎて足りない件」 7月は、旧暦では「文月」とも呼ばれ、その由来は七夕と関わっているようです。 7月1日(土曜)くりは強襲  去る6月24日(土曜)、よる様の生誕ライブで大久保(東新宿)に向かいましたが、それから一週間経った今日も、私達は再び大久保の地を訪れていました。今日は、この街のイベントスペースで、以前からお世話になっているくりは様の撮影会があります。 「はぁ…横浜から飛んで来ましたが