2023(令和五)年7月2話「あの夏の同級生」
私小説『地球学徒の日記』
2023(令和五)年7月2話
「あの夏の同級生」 縄文時代の日本列島では、地球温暖化の影響で照葉樹林(常緑広葉樹)が生い茂りました。現在も、神社などの台地で照葉樹を見る事ができます。
「樹木に神霊が宿るという『神木』への信仰が、自然保護に役立ったようですね」
東京大森の八景天祖神社(入新井町 新井宿村)には、約400年の樹齢を誇る椎の御神木がいらっしゃいます。この神社の建立が約300年前(江戸時代 享保期)なので、それより百年も昔からここにおら