その「できない」、どれですか?
あ〜〜〜やりたいと思っているはずなのにできない!って感じる瞬間が人生で何度かあったのですが、「できない」にも種類があるんだなということが言語化できてきたので書いてみます。
「できない」にもいろいろ
一口に「できない」といっても、いろいろあると思います。言い換えると「できない」と思っているだけだと、意思決定に必要な情報は揃っていなくて、「ずっとできない自分」みたいなセルフイメージだけが残ってしまうような気がします。
そこで、私は「なんかできないよ〜〜〜」と思ったとき、その「できない」を分類して解像度をあげようと試みることにしています。
どんな「できない」があるか
私なりの分類を言語化してみると、こうなりました。
それぞれの「できない」に対して思いつく行動を考えるとこうなりました。
「できる」の定義がわからないとき
自分で決める!最終的にはこれに尽きるというのが私の考えです。自分の外に基準を求めることをは悪とは思わないですし、客観性が担保されることはよいことです。ただ、だれか(例えば権威のある人)が「できてるね」って言ってくれるまで、自分の努力を自分で認めないことにつながってしまう場合は、ちょっと不健康な気がしています。
だから、自分で勝手に「まずはここまで」と定義しちゃっていいのではないかと思っています。
「できる」を自分で定義・イメージできるようになるまで情報収集が必要な段階とも言えるかもしれません。
「できる」の定義はあるけれど、やり方がわからないとき
このとき、自分にとってわからない もしくは 苦手 と感じることが2つ以上重なっている状態かもしれません。1つならまだ対応の余地がありますが、複数かさなると途端に複雑に見えてくる気がします。この時は、自分がわからない or 苦手と思っている対象を分解してみることが必要だと思っています。
例えば「この商品を買ってくれるお客さんを見つけてきて!」と言われた時に、自分がどう思っているのかを考えてみます。
・商品はさておき営業の仕方がわからない(アポイントの取り方とか)?
・商品の説明ができない?
・そもそも人と話すことが苦手?
自分が何をわからないと感じているのか明確にしてから(つまり目的を明確にしてから)、事例を調べたり、有識者に相談するとスムーズな気がします。
やり方はわかるのに行動できないとき
私の場合は、さぼってしまうとか、気持ち的な抵抗があってできない、腰が引けている自分がいる、のような状態があります。そういう時はじっくり自分の考えていることを紐解きます。
・何が自分を引き止めているのか(私の場合何かを恐れていることが多い)
・その行動を取る代わりに何をしているのか?
・腰が引けている自分はどういうことを考えている?
こんな問いかけを自分にしますし、コーチングのテーマにも持っていったりします。
やり方もわかって行動してるのに結果がでないとき
このパターンは一番明快で、振り返り不足だと思っています。
100mを10秒で走って!と言われたら流石に難しいかもしれませんが、基本的にはみんな同じ人間。誰かにできたことは私にもできる可能性が高いと思って生きています。違うのは、多分やり方だけ。
同じ行動を繰り返している限り結果は同じです。同じことをやり続けて違う結果を求めることを狂気と呼ぶ(出典不明)という言葉もあるくらいです。
それらをちゃんと記録し、やっても効果が少なかったことを繰り返さないようにする。口で言うのは簡単ですがやるのは難しいんですよね、これが…
逆に、同じことをやっても結果が変わる再現性が低い分野(=自分のコントロールできる部分が少ない分野)にはあまり時間を使いたくないって私は思っています。株とかFXに張り付くみたいなことはしたくない、という感じ。
本当は全然やりたくない
最後こちらですね。気づいた時は結構な衝撃を受けます。
「いやいや今までやりたがってたのは誰なんだ」と。
自分ではない誰かの価値観を自分の価値観かのように思ってしまうことって意外とあります。
一度手放したら二度と手に取ってはいけない決まりはありません。あるとしたら多分マイルール。これまた検証のつもりで、潔く手放してみるのが吉と出るかもしれません。
まとめ
今あなたの手元に「できない」があるとしたら、それはどの「できない」ですか?ぜひ探求してみてください!
そして、自分でやるのか?対価を払って誰かに頼むのか?次の行動を決めていけば必ず前進します。
「できない」は「できるようになりたい」のつぼみかもしれないし、大事な価値観の表れかもしれないので、「できない」を押し込めずに大事にしていきたいなと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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