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「辞める」をはじめて完了するまで #3

私の転職活動について時系列で記録している noteの3作目です。今回は実際の選考準備について書いています。

その他の記事はこちらのマガジンにまとめています。

後半は、実企業名を含めているのと、自分なりのコミュニケーション術、転職活動をコントロールする観点、お守りになった言葉等を書いており、一部有料にしています。

すべて私が経験したことを言語化した内容で、コーチング経験もかなり生かしています。ご興味を持っていただけたらぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。

それでは、準備編と選考編に分けて書いていきます。

準備編

応募企業の決め方

前回書いたnote にあるエージェントさんのヒアリングを経て、いくつか候補を出していただきました。自分で求人を見て選ぼうとしてみたところ、転職はできそうなもののキャリアチェンジできる気がしなかったからです。

できそう、この求める人物像当てはまる、ちょっと頑張れば届く気がする、という求人は見つかる。でも、それは類似の仕事を別の会社でやることになり、それなら今の会社のままでも良い。会社を変え、築いてきたものをリセットして同じ仕事をすることは私の目的には合っていませんでした。

というわけで、エージェントさんから見て「私が持っているものと引き換えに何かを作る経験ができそうなポジション」がある会社をいくつか提案いただきました。

並行して自分で直接応募もしてみました。よく使ったのはOpenWork、次がAMBIだったかな。感覚ですが、AMBI はレコメンドされる求人の精度が比較的高かったです。OpenWorkは企業が直接求人を載せているようで、エージェントさんを無闇に増やさず応募できるのがよかったです。


書類の書き方

転職活動の書類といえば履歴書と職務経歴書ですよね。クリエイティブ系のお仕事なら加えてポートフォリオでしょうか。いろんな方が詳しく教えてくださっているコンテンツがあるので、わたしが書くまでもないかなと思っています。

強いて工夫したところを挙げるなら、職務経歴書を作るために、社会人人生の振り返りをがっつりやりました。以下のような、客観(数字や事実)と主観を行き来しながら振り返りました。

客観
・直近の業務内容
・チームの人数と自分の立ち位置
・入社してからの業務年表
・担当したお客様の数
・対応案件やプロジェクト数
・受注数と受注金額(年間、最高金額など)
・その数字は部署内で相対的にどうなのか

数字の圧倒的説得力

主観
・どの仕事が楽しい・得意か、それはなぜか
・どの仕事がしんどかったか、それはなぜか
・今の仕事からどこを変えたいのか、それはなぜか
・仕事の工夫における着眼点はどこか、それはなぜか
・コミュニケーションで気を配っていることは何か、それはなぜか

主観は全部理由込みで振り返り。

書き出すとあまり大したことなく思えますが、数年分のカレンダーを見直し、作った資料を振り返りながら洗い出すのは結構タフな作業でした。


お互いのために書類で落とされに行く

職務経歴書には、一般的に必要とされる情報に加えて、私が求める条件を示唆する内容も書きました。条件が満たされないなら書類でさっさと落としてもらいたいからです。

私の場合は、複業OKであることは最低条件でした。SHElikesのコーチも、パーソナルコーチも絶対辞めたくないので、職務経歴書に勝手に [その他] 欄を作って、コーチとしても働いてますって書きました。

複業NGな会社は減っていると思いますが、相当手間のかかる申請をしなきゃいけないとか、制度上OKだけど実際ほぼ無理とか、そういうリスクもあると思います。この書類で通らなければ、選考に乗らない方がお互いのためということで……。

※履歴書は事実を書くだけなので割愛します。一社しか経験ないし何も特別な点はなかったかなと思います。


面接準備の仕方

自己紹介だけは手短に話せるように考えたほか、以下の情報を使って準備しました。

・職務経歴書記載のための振り返り
・求人票に書いてある情報
・受けたい企業さんの公式サイト、採用サイト、各種SNS
・リクナビ、マイナビなどの転職サイト、新卒用の就活サイト
・エージェントさんからいただける情報
・上場企業ならIR情報
 ※証券口座を作ると四季報がWebで見られる場合があります。

まずは受ける企業さんの事業内容やポジションの理解につとめます。それを元に、洗い出した自分の主観(特に仕事を変えたい理由)と重なる部分を考えればそのまま志望理由になります。

また、今の業務との関連を考えて入社後どう役に立つつもりか宣言することもできます。これは企業さん側へのアピールとして。

この 2点がしっかり考えられればまずはOKな気がしました。もし確信が持てなくても、わかっている情報からの仮説で考えておけばいいと思います。わからない、あっていないかもしれない、で思考停止しないことが重要。

選考編

実際の選考結果

ここまでに記載したイメージで準備を進め、最終的に以下のような結果になりました。

4社:書類提出
3社:書類通過
2社:面接
2社:内定

おそらく結構数を絞って活動していた方かなと思います。ここから先は以下の内容を書いていきます。結構攻めて書いたつもりなのと、実企業名も入れるので有料noteにしようと思います。

  • 実際に選考に乗った企業名

  • 面接の時に気をつけていたこと

  • 面接の逆質問で使えるリスト

  • 面接の話運びのポイント

  • エージェントさんとの付き合い方

  • 転職活動で大切だと思ったこと

目次を見て興味を持っていただけたら、私とお茶したと思って読んでいただけたらとても嬉しいです。

※2022.4.26追記
転職活動の情報整理・進捗管理・オファー比較で私が実際に使っていたシートをテンプレート化しました。有料部分冒頭にリンクを置いているのでコピーしてお使いください。
(Google スプレッドシートで作成しています。Notion も追加予定です。)


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