インド ハイデラバードでのOSSイベント開催について
はじめに
ユーカリヤは、現地時間9月23日 インド ハイデラバードにて、OSSに関するトークイベントとハッカソンを開催しました。
このイベントは、インド南部のハイデラバードを拠点とするフリーソフトウェア開発コミュニティ、 Swechaとのコラボレーションにより実現しました。
トークイベントでは、ユーカリヤが提供するOSSのノーコードWebGISツール Re:Earthについて、ユースケース等を交えた20分ほどのプレゼンを行いました。（※詳しくは後述します）
またハッカソンでは、Birla Institute of Technology & Science, Pilani Hyderabad Campusの学生さん達を巻き込んで、Re:Earthを使ったコンテンツ作成を行いました。（※こちらも詳しくは後述します）
ありがたいことに両イベントともに大盛況で、トークイベントには約40名、ハッカソンにはなんと100名を超える皆様が参加してくださいました。
ここからはまず私たちのインド滞在やイベント開催を手厚くサポートしてくれたSwechaについて、そしてトークイベントやハッカソンについて、それぞれ詳しくレポートしていきます。
Swechaについて
Swechaは、フリーソフトウェア開発を行う学生、研究者、ソフトウェア専門家/開発者が集まる、活気あるコミュニティです。
Swechaの皆様が弊社のSNSを通じて、OSSのGISプラットフォームであるRe:Earthに興味を持ってくれたことがきっかけで、今回のコラボレーションイベントを開催することとなりました。
Swechaではメンバーそれぞれがプロジェクトを持っているとのことで、オフィス訪問時には、様々な各自のアイデアを説明してくれました。
どれも大変興味深く、また自由で新しい発想に溢れたもので、ユーカリヤメンバーにとっても非常によい刺激となりました。
トークイベントについて
トークイベントでは、Project PLATEAUでのRe:Earthの活用についてや、非エンジニアがデータ加工・管理・配信〜分析・可視化〜アプリケーション公開までを容易に行える点などを中心に発表を行いました。
オーディエンスの方々は、Re:EarthがOSSとして公開されていることや、国や自治体等も含めた様々なユースケースを持っている点を高く評価してくださったようでした。
「教育の現場で使いたい」
「既存の地図サービスからRe:Earthに切り替えたい」
など様々なコメントや質問を頂き、非常に充実し、また白熱した会となりました。
Re:Earthの認知拡大のみならず、実際の導入を視野に入れた意見や質問をいただくこともでき、ネットワークと知見の広がる、非常によい機会となりました。
ハッカソンイベント
ハッカソンイベントでは、インド ハイデラバードの理工系大学 Birla Institute of Technology & Science, Pilani Hyderabad Campusにお邪魔しました。
ここでは、Re:Earthを使ったハッカソン「Build for India Hackathon」を開催しました。
ハッカソン概要:
ハッカソンは、まず前半で私たちからRe:Earthの概要を説明し、後半は学生さんたちがRe:Earthで各々コンテンツを作成する、という形で進行しました。
救急車のリアルタイム位置情報を用いて可視化を行う企画や、地域の二酸化炭素排出量をビジュアライズする企画など、多種多様なアイデアがRe:Earthによって具体的な形へ落とし込まれていくさまを見ることができ、私たちにとっても非常に心が躍る、新鮮な体験となりました。
さいごに
今回のインド滞在では、Swechaとのコラボレーションイベントを通じて、多くのインドの方々へRe:Earthを紹介することができました。
OSSという思想を通じてSwechaの皆様と知り合うことができ、さらにはインドでのコラボレーションイベントまで開催できたことは、EukaryaとRe:Earthにとって大変意義深いできごととなりました。
また、不慣れな土地であくせくする私たちに、最後まで温かく接して下さった、Swechaの皆様をはじめとするインドの方々にも、心より感謝しています。
OSSがもたらしたこの素敵な繋がりを大切にしながら、インドをはじめとした世界のコミュニティへ貢献していけるよう、これからもより一層努力して参ります。
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