輝く星の花

花と星。
個々に見ると一見繋がりのないように思えるこの二つは
自然という括りの中で特別な存在であることは言を俟たない。

アスターという多年草はその花の形が星に似ていることから、
ギリシャ語で星を意味するἀστήρ(aster)に由来して名付けられたそうです。
みなさんが気になる花言葉は
「追憶」や「変化」
というのが代表的に挙げられます。

導入短め?何の話?

こんばんは。
物語終盤で、エピローグが回収される、あれです。
とはいえそんな大それた伏線は張れないので、

今日も今日とて、
アイドルソングをお届けします。

         \じゃん/


PLEVAIL「アスター」

そのままです!!

一回聴いて??

この頃なんかもやもやする、
満たされないわけじゃないけど物足りない感じがする……
「あれがしたいなあ……」
「こういう風になれればなあ……」
かつておそらく誰もがそういった夢や憧憬、
大げさに言わずとも、目標を掲げ、それに向かって進んでいたことでしょう。
あるいは何もない自分を変えたい、
つまらない毎日から抜け出したい、
そう思って藻搔いて日々を生きている人も大勢いる。
ひょっとしたらそういう人の方が多いかもしれません。
忙しない日々の中で、
人は夢を見ることを、
叶えることをいつしか諦めてしまっている。
より正確に言うならば、忘れてしまっている。

なんとなく変えたい。
この退屈な毎日を吹き飛ばしてくれる誰かが現れないか、
何か、すごいことが起こらないか。
そう期待しつつも繰り返されるのはまた日常。

一歩踏み出したい、だけどどこかで踏み出しきれない。
そんな臆病さをこの物語の主人公も抱えています。

叙情的なサウンドで繰り広げられるこの物語に、
人間らしさ、泥臭さが付き纏う。

超越性のある圧倒的な自然の存在である星や花とは対照的に、
自分、一人の人間としての葛藤や心理描写が色濃く反映されていて、
聴く人の共感を呼び、共振する。共鳴させる。

比喩表現がないためにより一層ストレートに伝わるのがこの歌詞の特徴であるのかもしれない。

野分にひっそりと咲く一輪の花を見て、自分のようだと思うことはない。

ようやく歩みを始めた彼(彼女)は
決心する。
「輝いてみせるよ」

歌詞を読むと答え(意味?)がわかるのですが
最後の決心の後には「A Star」と続きます。
アスター(aster)
ア スター(a star)
掛かっていると捉えるか、そもそもはじめからミスリードで星のみなのか、様々に解釈はできますが、
タイトルの伏線回収と言わんばかりに最後の最後で登場します。

(like) A Star あの星のように、

あるいはアスターの花に告げるように、

空に輝く星を見上げてつぶやくように、

とこれもいろいろと考えられますが、

決心のついた彼(彼女)は、どこかにそれを見出したのではなく、
つまり最初からそこにあった。
自分の中に答えはあったということに気がつきます。

過去への「追憶」

未来への「変化」

他の誰でも何でもない、

そう、

「答えはいつも私の胸に」ある。

そうしてたどり着いた、おそらく誰もが知る(であろう)この曲。


この歌詞とアニメのオープニング映像で星が流れる空を見上げるハルヒが映る情景が思い浮かびました。

オマージュかもしれないし、
全然関係ないかもしれないし、
多分ないとは思いますし、
99.9%私の妄想なので、
「そんなつもりじゃねーよ」と一喝されてしまえば終わりなのですが、

繋がりのないように思えたことやもの、人も世界も、
何かしらの縁や見えないイト的な何かで繋がっていることがあるのかもしれないと、
想像を掻き立ててくれるような物語。

そうしてこの歌にめぐり逢えたのもなんかの運命なのかもしれませんね。


聞くとなんか勇気とか元気とかもらえるなあとか、

もうちょっとだけがんばってみようとか、

そんな一助になる歌だと思います。

ライブでもわりとやります。



PS~感想日記~
5/14
マワループ2023
OSAKA MUSE
バンドセットにて行われたPLEVAILのステージ
泣き崩れました。

本当にありがとう。


それではまた近いうちに✋🌠


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