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製薬企業向けコンサルティング事業

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医療現場×データサイエンスで課題を浮き彫りに【関連サイト】治療・処方実態の分析情報を無料で閲覧 Patient Visualizer https://pv.eucalia.jp… もっと読む
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#SGLT2

ある薬剤のシェア拡大に向けた戦略転換の事例ストーリー

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 当社とまだお取引の無い製薬企業様との商談の中でいただくご要望の一つに「御社で行っているコンサルティングの事例を教えてほしい」というものがあります。 私どもが主にご提供しているのは「マーケティング・営業活動のコンサルティング」ですが、無形サービスであるため、具体的な内容やレベル感がなかなかイメージしづらいところがあります。 そこで、弊社の活動の実態を製薬企業の皆様に知っていただくために、過去のクライアント様との取

心不全治療医のリアルな治療選択を引き出すマーケットリサーチ手法

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 5月30日に開催した弊社イベント、シンポジウム「心不全治療実態把握の最新アプローチ」の中で、株式会社 社会情報サービス 池田 俊介様にご講演いただいた内容をお届けします。 ①株式会社ユカリアとの共同調査プロジェクトの経緯株式会社 社会情報サービスの池田です。 弊社は、40年以上にわたって医薬・ヘルスケア領域を専門としたリサーチ・コンサルティングを行っている会社です。 リサーチを軸に、社内外の各種リソース・データ

8月1日(火)開催セミナー【製薬マーケター必見】ペイシェントジャーニーと医師の生の声から見つける 処方増につながる「意外な切り口」

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 医師の治療方針決定・薬剤選定における思考回路を知りたい 担当薬剤の治療離脱患者が多い/服薬アドヒアランスに課題を抱えている そんな課題にお応えする無料セミナーを開催いたします。 参加のお申込みはこちらのフォームよりお願いいたします↓↓↓ なお、本セミナーは製薬企業・アカデミアの方及び、弊社がご招待した方を対象としております。対象以外の方・競合企業の方には恐れ入りますが申込みをお断りさせていただく場合があります

心不全の国内患者数規模の推移、疾患の特徴、治療・処方の発展

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 5月30日に開催した弊社イベント、シンポジウム「心不全治療実態把握の最新アプローチ」の中で順天堂大学 医学部 循環器内科学講座 准教授の末永先生にご講演いただいた貴重なお話を、動画とともにお送りします。 講演の概要本noteでは、先生のお話を以下の全3回に分けてお送りします。 Part1 日本における心不全患者の概況と治療方法の発展 Part2 心不全治療の臨床現場における処方の実態~理想と現実の

心不全治療の臨床現場における処方の実態 ~理想と現実のギャップ~

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 全3回シリーズでお届けする順天堂大学 末永先生のご講演内容の第2回です。 前回は、国内における心不全患者数の多さ、一般的なイメージよりも実は死亡率や再入院率が高い疾患であること、治療法の進化などについてお話しいただきました。 Part1の記事はこちら↓↓↓ 今回ご紹介するのは、エビデンスに裏打ちされた効果的な治療法が実際の臨床現場には十分に定着していないという現状と、それに対する危機感についてお話されているパ

中小病院で伸び悩む心不全治療薬の処方率 原因は情報提供不足か

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 全3回シリーズでお届けする順天堂大学 末永先生のご講演内容の第3回です。 前回は、「適切に薬剤を投与すれば患者さんの予後が良くなる」ことが明らかであるにも関わらず、臨床の現場では必要な薬剤が十分に投与されていないという課題をお話しいただきました。 Part2の記事はこちら↓↓↓ 今回のお話では、心不全患者の多くが中小病院で診療を受けていること、また、その中小病院において特に心不全治療薬の処方率が低いことが裏付

若手と中堅では、処方までのジャーニーに大きな違い

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 総じて評価が高く、適応拡大も追い風となり処方量が増加しているSGLT2阻害薬ですが、医師は その存在をどのように知り オフライン・オンラインなどのさまざまな情報のチャネルからどのようなインプットを受け 何を考え 初めての処方・継続処方の判断に至る のでしょうか? その過程と「頭の中の思考」を明らかにすべく、10名の腎臓内科医を対象にヒアリングを行い、「カスタマージャーニー」の形でまとめる試み

伸長するSGLT2阻害薬。DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬との処方の使い分けは?

こんにちは。データインテリジェンス事業部の城前です。 近年、糖尿病の領域においては、新たな作用機序の治療薬の上市、SGLT2阻害薬の適応拡大など、市場環境に大きな変化が生じています。 市中の中小規模病院では、新規処方、切り替え、大病院からの処方継続など様々なタイミングの患者が混在しており、その治療実態の全体像は見えづらいのではないでしょうか。 今回は、当社独自の中小病院電子カルテデータベース「ユカリアデータレイク」を用いて、7施設の2018年1月~2022年11月の期間

SGLT2阻害薬間でのブランドスイッチはほぼ起きない?

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 先日、東京虎ノ門の霞が関プラザホールにて「医薬品マーケティングの“新常識”「電子カルテデータ」の活用最新事例」と銘打った、弊社主催の製薬会社様向けイベントを開催いたしました。 今回・次回の2回にわたり、そのイベントで行った講演の動画とその概要をご紹介します。 まず今回は、何かと話題のSGLT2阻害薬に関するテーマです。 SGLT2阻害薬の糖尿病以外への適応拡大に伴う処方の変化について、弊社ユカリア