なぜ Etsy を選ぶのか
どうも、244です。今回は、これだけのツールがあるなかで、なぜEtsyを選んだのか、について書いていきます。そもそも、の話ですね。
あくまでぼく個人の意見ではありますが、これから海外に向けて販売してみたい方は、よろしければご参考ください。
海外に向けてビジネスを展開
まず、最初の理由として「海外に向けてビジネスを展開する」というのがあります。以前書いたように、Etsyには1億人近いバイヤー(購入者)が存在します。運営が20年近くかけて耕してきた土壌です。
かつ、ブランドをつくる
もちろん、「海外に向けて販売する」が目的であれば、Etsyよりも膨大なバイヤーを抱えているであろうアマゾンも浮かびます。ですが、アマゾンだと機能として「海外販売する」は実現できても、商品のブランド力というのはつきずらいのかなと感じます。
アマゾンの場合は、どちらかというと公式ショップサイトなどもありつつ、アマゾンでも展開する、という二次的な活用でしょうか。
Etsyであれば、そもそものコンセプトが「ハンドメイド系マーケット」ですので、誰かが手作りしたものを買にいにくる人がアマゾンよりは多そうです。
Etsyであればショップ独自のポリシーも作成できますし、ショップのロゴ、バナー画像など、自分でコントロールできる領域が広いのではないかと思います。
minneやCreemaなど、国内でもハンドメイド系マーケットはありますし、海外発送のサービスも展開していますが、とはいっても国産です。メインに「海外に向けて販売する」という目的がある場合は、ちょっと活用するには弱いのではないかと思っています。
また、Etsyの類似サービスとして「Bonanza」というものもあるそうです。抱えているユーザー数はEtsyに劣りますが、「マーケットがある」「海外に販売できる」という条件では、候補にはあがりそうです。
多種多様なハンドメイド商品が出品されていますが、デザインはEtsyのほうがおしゃれだなあとは思います。とはいいつつも、Bonanzaは出品料がかからなかったりと、Etsyと比較したときの利点はいくつかありそうではあります。(そこまで調べていない範囲ではありますが)
創作に集中するために
そして、Etsyを選ぶ一番の理由として一番大きいと思っているのが、「創作に集中するため」です。
例えば、ショップサイトは独自に立ち上げて、そこに導線を張るためにTikTokやインスタを活用する、というのは思い浮かびます。特にハンドメイド系の商品は、創作の様子を動画で公開したりと、相性はわるくないです。
とはいっても、思うのは、こうしたSNS発信=マーケティングをやっていくことが前提だと、なかなかきついように思います。ただでさえ商品を制作するだけでも時間がかかるのに、それと同じくらい、もしくはそれ以上の時間をかけてSNS発信をがんばる。これではひとり運営だともたないこともあるように思います。
Etsyショップの販売での諸所手数料は、だいたい 15〜20%。決して少なくありません。数値だけ見ると、けっこう引かれちゃいます。
それでもEtsyを選択する価値があるのは、そこにすでに1億人近い潜在顧客が存在するからだと思います。「ハンドメイド系の商品を買いにきている人」が1億人いるという場所の価値は凄まじいです。
Etsyにショップを開設するというのは、巨大なディズニーランドの片隅に開店するようなものでしょう。最初は、見つけてもらうことさえ難しいと思います。
でも、それはどの手段を選んでも一緒な気がします。すでにSNSで多くのフォロワーを抱えているのでなければ、自力でショップを見つけてもらう努力をする必要があります。その努力が「SNS」前提になってしまうと、「商品制作」「マーケティング」と頭がごっちゃになって、気づいたら創作に割ける時間が減ってしまうかも。
であれば、Etsyにショップを開設して、ショップを見つけてもらう努力は商品ページ(画像、タイトル、説明文、SEOなど)や、余裕があればリスティング広告などに絞る。作業を「商品創作」に集中させて、それを広めることを主軸にする。その上で、余裕がでてきたらSNSもやってみる、というイメージでしょうか。
ひとり運営という現実
繰り返しますが、おそらく、Etsyショップをこれから開設しようとしている人、すでに開設している人の多くは、ひとりでぜんぶ運営されている方が多いような気がします。ぼく自身も、そうです。
そうなってくると、ひとりには限界があるわけです。たまに「これからの時代、ひとりで全部できる人がすぐれている」みたいな言葉を見かけたりしますが、そりゃそれが理想だけど、みんながみんなそれができるわけではない。商品を創ること、創作することでどこかの誰かに感謝されたいのであれば、できるだけその作業(創作)に集中できるような設計が大事だろうと思います。
例えば、「このサービスのほうが手数料が安い」と活用したときに、手数料が安い分、そこでのマーケットが小さいことで自力での告知をがんばらなくてはいけないかもしれません。そこもがんばれるのであれば利益が増えてうれしいでしょうが、そこに不安があるままスタートしてしまうと、「商品創作」と「マーケティング」で二重に頭を使い、ひとりではとても持続できない運営体制になってしまうかも。
最後に
ということで、今回は「そもそもなぜEtsyか」というお話でした。「海外に向けてビジネスをする」かつ「ハンドメイド系」の条件であれば、他にもさまざまな選択肢があるだろうと思います。
それでもぼくが現状Etsyを選んでいるのは、膨大なお客さんが歩いている通りに出店できるのであれば、そこで認められるための挑戦ができるのであれば、さらには、商品(作品)を創作することに集中できるのであれば、少なくない手数料を徴収されてもぜんぜんいいですよ〜!と思っているからです。
もちろん、今後Etsyという会社がどうなるかはわかりません。いわゆる「プラットフォームリスク」というのを考えて、将来的には独自のショップサイトを制作して、そこに誘導するのが吉かもしれません。でも、それをいきなりやっては成功しないわけで、その手間段階として、一番魅力的にうつるのがEtsyなのかなと思っています。
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