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非公開で値引きできる「価格を提案」機能|Etsyショップ運営

どうも、244です。以前、Etsyショップのセール設定について書きました。そこでも触れているのですが、今回は「価格の提案」機能について取り上げます。


価格の提案とは

基本的な説明は上記の以前のnoteに書いたのですが、ざっくりいうと「価格の提案」というのはお客さんが値切ることができる機能のことです。

例えば、ほしい商品がEtsy上で1000円で売られているとします。ちょっと高い。800円なら買いたい。

そういったお客さんがいた場合、通常であれば「高いから買わない」か「悩んで買う」のどちらかかと思います。多くは「買わない」を選択するでしょう。

でもそのときに「価格を提案」をオンにしておけば、お客さんが「800円でどうですか」と提案できることになります。OKであれば、800円で販売します。売上1件獲得です。

もちろん、販売している商品によって原価も異なるので、どこまで割引できるかの限界もあるかと思います。利益重視なら難しいこともあるかもしれませんし、「まずは販売件数の実績づくり」と赤字で販売する選択肢もあります。

一般公開されないのが重要な点

「価格の提案」機能で重要なのが、その提案内容が一般公開されない点です。あまり安売りしすぎるのもどうかとは思うが、でも、もうちょっと安いほうが買ってくれるのかな?そんな風に感じているときに、非公開の形で値引きをできるようなイメージです。

実際のやりとりとしては、お客さんがほしい商品ページに「価格を提案」ボタンが表示されて、そこをクリックするとオーナーとのDMがスタートします。そこでやりとりをして、OKであれば非公開で値引き価格でそのお客さん限定で販売できるようです。そこで調整された価格は、48時間有効だそうです。

対象は米ドル設定のお客さんのみ

ただ、注意点として「価格の提案」機能は、通貨を米ドルに設定しているお客さんのみを対象としているようです。現状、試験的な機能のようです。

通貨を米ドルに設定されているお客さまは、有効になっている商品で価格の提案を送信できます。 しかしながら、この機能は完成に向けての試用期間にあるため、すべてのお客さまに向け、有効となっている商品情報で「価格を提案」ボタンが表示されているわけではありません。

お客さまがあなたの商品で価格を提案できるようにしましょう:任意の新ツールをお試しください

ぼくは現在、実験で「価格の提案」機能をオンにしているのですが、このnoteを書くために実際の画面を確認したくやってみたところ、どこにもそのボタンが表示されず「あれ」と思っていたのですが、こういうことだったようです。

ですので、「価格の提案」機能が有効なのは、アメリカ在住のお客さんに限る、と理解しておいてよいかもしれません。(通貨を米ドル設定にしているアメリカ在住ではないお客さんもいるかもしれませんが、これが実質的な理解かと)

「価格の提案」機能の設置方法

Etsyのショップ管理画面の左のメニューにて「マーケティング」「セール&割引」とクリックしていきます。

すると、右の画面が切り替わります。そこに「価格を提案」のセクションがあります。「設定する」ボタンをクリックします。

対象商品を「すべて」か「特定」で選び、どの程度までの提案(値引き)を受け入れるのか、20%、30%、40%、すべて、の中から選択して「保存して適用」するだけです。

最後に

すべてのお客さん対象とはならないのはちょっと残念ですが、「価格の提案」機能はなかなか商品が売れない初期に活用できるひとつの機能だと思います。

ぼくは常時40%オフセールをしているのですが、さすがに60%オフはやりすぎかな、あまり安売りはしたくない、というような想いもあったりします。

デジタル商品なので、物理商品を販売している方からしたら「40%オフってけっこう安売り…」と思われるかもしれませんが、ぼくの販売している「ポスターデザイン」というジャンルだと40%オフはわりと一般的というか、競合と価格を合わせている感じはあるのです。

それでもなかなか売れない。もっと値下げするべきか、みたいに考えてしまうと利益も減るし、モチベも減ってしまいそう。そんなときにひとつの選択肢として「価格を提案」機能を活用しています。

もうちょっと安かったら買ってくれるお客さんがいるかもしれないけど、その人のためにショップ全体の割引をさらにするのはちょっとこわい、そういうときに使える機能です。

例えば、あまりにも20%オフくらいで提案してくるお客さんが多かったら、ショップ全体で20%オフセールをやってみたら購入率が上がった!みたいなことも起こりうるかもしれません。

オーナーさんそれぞれで設定できる限界の価格はあるかと思います。ブランディングもあるでしょうし、すべての人向けの機能ではないかもしれませんが、「こういう機能もあるんだ」と知っておくといいかもしれません。

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