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ネットショップは簡単に開店できるからこそ、覚悟が薄くなりやすい

おはようございます、244です。まだまだ朝は寒いですが、ちょっとずつ春が近づいているような気もします。

今朝、とてもいい気づきを得られた投稿があったのでご紹介します。日本のハンドメイド・工芸を広める活動をされている太田さんによるものです。

ネットショップと実店舗

投稿では、ネットショップを実店舗に例えながら、運営に「人」がちゃんといるかどうかの大切さを書かれているように思いました。

特に印象的だったのは、下記の文章。

時は流れ、ネットショップって誰でも簡単に開く事ができる
なんなら思い立ったが吉日 数分でできてしまう。
(中略)
売れなくて悩むハンドメイドや工芸作家さんはたくさんいる
それは、簡単にショップを開いてしまう事ができるための
弊害でもあったりする

売れなくて悩むハンドメイドや工芸作家さんへ

インターネット上では、誰でも、簡単にショップが開けてしまいます。僕自身、Etsyショップを開設するにあたって、コンセプトなどを数ヶ月もんもんと考えた時期はありつつも、作業自体はさくっとできてしまいました。

これが実店舗となれば、ブランドのコンセプトや商品制作の他に、土地を探す、店舗を建てる(借りる)、改装するなどあります。初期費用に数百万円、もしかしたら1000万円かかるかもしれません。そこには多大なリスクがあり、相当な覚悟が必要のように想像します。

それがネットショップであれば、ほぼ初期費用ゼロで開けてしまう。リスクがほぼない。これはほんとうにすごいことであり、限られた人の夢であった「自分のショップを開く」が、ある意味で誰でも叶えられる時代になりました。

一方で、どうでしょうか。簡単に開けちゃうからこそ、覚悟がうすくもなりやすい気がします。

実際、ぼくがEtsyショップを開いた理由は副収入です。もちろんそこに「デザイン」「言葉の力」という自分の好きな要素も入っているので、100%の「お金のため」ではありません。実際、無理なくがんばろうと思っています。

それでも、このショップがうまくいかなかったところで、ぼくがうけるリスクは数万円の勉強費用と「うまくいかなかった」というショックくらいのものだろうなと思います。

サイトのチェックは店舗掃除

以前、とある人に「毎日自分のサイトを開いて隅々までチェックすることは、実店舗の開店前の掃除と一緒」と言われたことがありました。

はっとしました。その方よりもぼくのほうがデジタル分野では知識があるのに、意識は相手のほうがだんぜん上でした。

反省し、納得して、サイトを変更したかどうかに関係なく、毎日チェックして、気づいた点は報告、修正するように努めました。

実店舗の覚悟を想像して運営する

太田さんの投稿には、改めて背筋をしゃきっと伸ばされるようなものがありました。ネットショップは簡単に開けちゃうからこそ、軽い気持ちになりやすい。

もしこれが実店舗であれば、賃料、光熱費、人件費、保険などのランニングコストに接客、レジ作業、POP掲示など、ほんとうにさまざまな「やるべきこと」がある。

さらに、1000万円の初期費用をかけていたら、その一部は銀行からの融資であったら。そんなふうに考えてみると「うまくいかなかったら、仕方ない」なんて言ってられません。なんとしてでも、うまくいかせる必要がある。

そんなことを想像して、改めてEtsyショップの運営に取り組もうと思った今朝でした。

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ではでは〜


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