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私がコーヒー農園でしている仕事

もともと、ハワイ島に行ったら、コーヒー農園でコーヒー豆の収穫のアルバイトをしてみたいな~と考えていましたが、ご縁があり、豆の収穫ではない仕事を担当することになりました。私が今の勤務先のコーヒー農園でどんな仕事をしているかというと、2品種の苗を接ぎ木し、コーヒー苗を作る仕事をしています。美味しいと言われるコーヒーは、アラビカ種という品種で、コナで多く育てられているティピカ、高級品で知られるゲイシャや私の大好きなSL34がこの品種です。純粋なアラビカ種を植えても育つそうですが、成長して根っこの部分が弱くなり始めると虫に食べられ始められてしまうため、寿命が短いそうです。寿命が短いと言っても10年近くはもつようですが。一方、リベリカ種という美味しくないけど根っこをはじめ全体的に丈夫な品種があります。リベリカ種は、アラビカ種の倍以上長生きするそうです。リベリカ種の根っことアラビカ種のトップをくっ付け、長生きするコーヒー苗を作っちゃおうといことで、接ぎ木した苗を育るコーヒー農家さんがコナには多くいます。接ぎ木は、農業業界では丈夫な苗を作り、生産量をあげるために、一般的なテクニックだそうです。私は主にその接ぎ木を担当しています。ちなみに接ぎ木は、英語でGraftingとです。私の以前に接ぎ木を担当していた人が、知人を連れて農園ツアーをしていた際に、接ぎ木について、二つの品種の苗をつなぎ合わせて、フランケンシュタイン的な苗を作ることよね~と説明していたのに、すごくわかりやす!と思ったのを覚えています。誰かに説明をするときは、彼女の説明を引用しています(笑)余談ですが、その話を主人にした際に、フランケンシュタインは怪物を作った博士のことだから、接ぎ木をしている君がフランケンシュタインなんじゃないのと言われ、フランケンシュタインって怪物の名前かと思ってた・・・(笑)接ぎ木した苗は下の写真のような感じです。そんなこんなで次回は、実際接ぎ木の手順について、書きたいと思っています。

接ぎ木から約3か月後。上がゲイシャ種、下がリベリカ種。

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