視覚の崩壊

自分は時々、ゲシュタルト崩壊とは違う、視覚の崩壊を体験している。

色の境目を際限なく気にして、光が当たって白くなってるところ、とか、何か文字が印字されてたらそれの意味とかも崩壊の中に含まれてくる。

自分は統合失調症患者なのだが、この視覚の崩壊ととりあえず名付けた体験、それを次の受診時に主治医に話そうと思っている。

もしかしたら、れっきとした症状として、すでに医学界では認知されてるのかもしれないし、話す価値はある。

もう、自分一人でこの視覚の崩壊を抱えるのには疲れてしまったようで、今住んでいるグループホームの職員にも昨日からこの視覚の崩壊について断片的に伝えている。

今日は特段したいことが無いので、こうして記事を書かいてみている。

視覚が崩壊してる時どんな感じか書いてみようと思う。

さっき述べたように、光の当たって白くなってるところ、を意識で追いかける感じ、というのが一番近いと思う。

白くなってるものが一つなら大したことないが、視界に入る景色には、複数の物があり、例えばペットボトルが2本あったら、ああ、なんていうんだろう、これは絵を描く時のモードなのだろうか、陰影が二つあることになる。

壁、ドア、洗面台、干してある服…すべてのものの手前の明るくなってるところを次々に認識して疲れ果てる。だいたい自分の体験してる視覚の崩壊はこんなパターンだ。

眠るとき、目をつむり真っ暗にまり、瞼の裏で光の残像が見えるようになっても、視覚の崩壊は続いてしまう。

規則的でない曼荼羅(まんだら)を見てるような。さすがにそれを見続けてるうちに意識を失って眠る。

意識を失って、再び意識が目覚めた体に宿る時、視覚の崩壊は納まっている。

だから、視覚の崩壊が起きた時は早く寝てしまいたい。

とかく、来週中には神経精神科に通院の予定があるので、主治医にここに書いたことを話して、それで何か進展があるといいな、と思う次第です。