見出し画像

『GIファザーをお探しですか?』活動記録 case01-01

今年(2024年)2月初旬に立ち上げた『GIファザーをお探しですか?』に、はじめての問い合わせがきた。意外なことに、アメリカからだった。

メールの主は米国在住の日本人で、現地で知り合った友人Aさんから「日本にいるはずの異母兄たちを探したい。手伝ってくれないか」と頼まれ、『GIファザーをお探しですか?』にたどり着いたとのこと。

Aさんの亡父は、第二次世界大戦終戦後、米兵として日本に駐留していた。そのとき日本人女性と暮らし、二人の息子も生まれた。
しかしある日、女性は息子たちを連れて姿を消してしまった。見つからないうちに彼には転勤命令が下り、日本を離れてそれきりに。やがて彼は結婚しAさんも生まれたが、終生日本に残してきた女性と息子たちのことを忘れなかった。
Aさんは父親の思いを引き継ぎ、日本にいるはずの母違いの兄たちを探すことにした。

わたしが本に書いたベルさんとは、逆のパターンだ。

GIベビーというと、彼らが嘗めた辛酸や彼らの母親たちの苦しみが取り上げられることが多いが、当然のことながら、父親の側にも様々な事情や苦悩があった。

現在わかっているのは、女性の名前と彼らが住んでいたと思しき住所のみ。女性の名の漢字表記は不明だ。手がかりは少ないが、できるところから始めてみる。

* * *

『GIファザーをお探しですか?』のボランティア活動に賛同し
サポートを希望される方へ

下方にある[記事をサポート]からご支援いただけます。
【注】アプリには[記事をサポート]ボタンはありません。ブラウザで開いてお手続きください(シェアマークから開くと簡単です)。

わたしは日本のGIベビーの肉親探しを助ける活動をしています[https://e-okb.com/gifather.html]。サポートは、その活動資金となります。活動記録は随時noteに掲載していきますので、ときどき覗いてみてください。(岡部えつ)