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現在進行形の自立!

こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、自立について書きます。

❤︎子育ての目標は、親子の自立


子どもたちが、
自立し続ける人間に
成長していってほしいと思っています。

❤︎自立した状態とは


自立しているとは、次の4つです。

❶自分の基準を持っている

物事は判断する基準です。
自分軸ともいいます。

自分は
何が好きで、
何が嫌いで、
何を大切にしていて、
何を許せないのか、
などの自分の基準を明確に持っています。

これは、
自分の価値観を自覚しており、
その自分の価値観を大切にしている
ということです。

逆に、
依存しやすい人は、

自分の価値観が揺れ動き、
相手に合わせようとしたり、
世間体を気にしたりします。

また、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……
他人の基準で自分の幸せや不幸を決めます。

❷自分で自分を満足できる

自分の基準を持っているので、
周りの目や世間体に左右されません。

そのため外からどれだけ色んなことを言われようとも
自分の基準で行動でき、
自分の力で、自分を満足させる行動ができます。

だから、
世間が認めてくれたら嬉しい
相手が必要としてくれたら幸せ……
というように、
他人に満たしてもらう必要がなく、
依存する必要がないわけです。

❸責任感がある

自立した人は自己責任の意識を持っています。

自分の基準に沿って行動しているので、
何が起きても自分の責任として自分の力で乗り越えていくことを覚悟しているます。

それによって、
壁にぶつかる度に自分が成長していきます。

また、
自分の可能性を信じることができて、
自己責任の意識を強めていきます。

❹問題解決能力がある

自立した人は、
自分で問題を解決する力があります。

ここで言う問題解決能力とは
全てが自分でできるという訳ではなく、
できない部分は他から力を借りたり、
教えてもらったりして、
自らが周りに働きかけて、
課題を乗り越えていけるということです。

❤︎自立は孤立ではない


「自立は何でも一人で解決できて、他人に全く頼らない人」のような、
孤立ではありません。

時には他人に頼り、
課題を解決していきます。

❤︎自立できない原因


自立できない原因は3つあります。

❶家庭と学校の教育の影響

自立ができず依存的になる原因の大部分は
大人になるまでの教育にあります。

これは家庭での教育も学校での教育も両方が影響しています。

常識に当てはめようとする
成績の悪い面・マイナス面を補おうとする
世間的に問題ない子を目指す
最低限として周りの子と同じレベルにしようとする……

このような教育は、
「さーしなさい、コレしちゃダメ」……
と指示的になってしまします。

そして、
指示を待つ子どもになっていきます。

更に、
指摘したマイナスが補われれば、
褒められます。

それをすると
子どもは褒めてもらいたいがために、
自分のマイナス面を直せばいいんだと
マイナス面ばかりに目を向ける癖がつき、
自分の悪い面が大きく見え、
自信がない子になっていきます。

❷自分に自信がない

自信がないと、
自分の考えや自分の選択を信じることができないので
他人の指示を求めるようになります。

“やらされている”と感じて行動することになります。

しかし、
自分の意志で行動しないので、
自信はつきません。

それが続くと、
他人の指示で生きていくのが当たり前になり、
自分の心の声(本音)が聞こえなくなっていきます。

❸被害者意識と他力本願

自分の基準がなく周りの目や世間体を基準に行動している人ほど、
失敗したことを
他人のせいにし、
その原因を追求しません。

そもそもの行動基準が自分ではなく、
他人なので、
言い訳をし、
被害者意識に陥ります。

このように、
都合の悪い時は、
他人のせいにすることにより心のバランスを保とうとするので、
失敗から得られるはずの成長の機会を失います。

また、
責任を負いたくないので、
最初から他人に任せようとして、
他力本願になります。

❤︎子どもが自立するためには


自立できない原因を書きましたが、
それは、
日々の生活の積み重ねの中で、
少しずつマイナスに進んでいくものです。
だから、
子どもたちには、
小さな自信を少しずつ育てていってほしいと思います。

❤︎まとめ。現在進行形の自立!


大人から認められ、
勇気を得て、
いろいろなことにチャレンジし、
その成功の体験から自信を育て、
失敗の体験から、
厳しさ・難しさを知り、
失敗を克服した体験から、
自己肯定感を高め、
親の愛情を受けることから、
愛情を与えることを知る……

子どもたちに
昨日より今日、
今日より明日、
というように、
現在進行形で、
自立し続けていってほしいと思います。

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