畑で子どもの自給力を⑨〜旬の野菜は、なぜ生命力が強い
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、旬の野菜について書きます。
❤︎旬の野菜を食べなさい
旬の野菜を食べなさい。
それは、
生命力が強く
栄養価が高く
美味しく
免疫力や自然治癒力を高めてくれるからです。
❤︎旬の野菜はなぜ生命力が強い
旬の時期に無理なく育てるから、
元気に育ちます。
❤︎キュウリの旬は夏
キュウリを夏に育てることが、
旬に育てることです。
キュウリを冬に育てることは
難しいです。
❤︎植物の本能
それは、
植物としての本能に関わります。
野菜が持っている植物としての命に関わる深いところで、
その野菜がどのような季節で快適に生きていけるのかが刻み込まれています。
❤︎原産地の記憶
祖先の記憶が強く残っているからです。
つまり
原産地で生きていた頃の記憶がDNAとして残されているからです。
キュウリが冬ではなく夏に育てやすいのは、
原産地が夏のような気候だからです。
❤︎原産地とは何か
世界各地のさまざまな気候条件のもとで自生していた野生の植物の中から、
「食べらるれ」と思ったものを
食べやすいように改良を加えてきたのが現在の野菜です。
だからほとんどの野菜は、
日本生まれではなくて
海外のそれぞれの地域を故郷にもっています。
❤︎キュウリの原産地
たとえば、
キュウリの原産地は、
ヒマラヤ山麓の南側、シッキムという地域です。
現在のブータンやネパールのあたり。
熱帯気候や亜熱帯気候に属する地域で、
非常に雨が豊富なところです。
つまり、
一年間を通して暑く雨が多く
植物も虫も多種多様で
生存競争が激しい混沌としている地域です。
そのような気候の中で、
他の植物との生存競争に負けることなく生き延びてきました。
ということは、
そのような気候であれば
植物としては強い存在だということです。
❤︎日本のキュウリ
熱帯気候を故郷にもつキュウリが
日本でよく育つのは、
日本の一年の気候の中で熱帯気候に近い夏だけです。
春や秋は、
キュウリにとっては朝晩が寒く感じます。
そして、
体に染みついている祖先のDNAに、
寒い気温に耐えるという記憶がないんです。
キュウリにとって、
日本で快適に過ごせるのは
夏だけということです。
❤︎夏のキュウリが旬
だからこそ日本で夏に育てられたキュウリは、
キュウリにとって快適な気候であり、
元気に健康に育ち、
栄養価が高くて美味しいものになります。
❤︎野菜の歴史
野菜には、
それぞれ歴史があります。
育ってきた故郷があり、
そこで培ってきた生きるための知恵や経験があります。
野菜の原産地を知り、
歴史を知ることは、
野菜を育てていくうえで非常に重要なことです。
スイカがあんなに瑞々しいのはなぜ
トマトがあんなに甘くなるのはなぜ
そらは、
すべては故郷にいたころのDNAが教えてくれます。
野菜の歴史を知ることで見えてきます。
❤︎日本の四季はありがたい
日本でいろいろな種類の野菜を育てられるのは、
四季があるからです。
温帯気候でありながら
夏は熱帯に似ていますし
冬は寒帯気候と似ています。
だから、
熱帯を原産地にもつ野菜も
寒帯を原産地にもつ野菜も育てられます。
いろんな原産地の野菜を、
短期間とはいえ再現できる
日本の四季はすごいです。
温帯という恵まれた地域に住んでいることに
感謝しないといけませんね。
❤︎まとめ。畑で子どもに自給力を⑨〜旬の野菜は、なぜ生命力が強い
野菜が生き抜いてきた
原産地の気候にあわせて
快適な旬に育てることが、
元気に健康な野菜を育て
栄養価が高く美味しくします。
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