ダークウェブをテーマにしたLineBotを開発した話
ダークウェブをテーマにLineBotを作ってみた
こんにちは、てとりすです。今回はダークウェブをテーマにLine Botを作りました。ホラーとデジタルの融合です。
youtubeでもダークウェブ×LineBotの紹介をしています。こちらも興味があれば是非。
>>動画はこちら
奇妙奇天烈なダークウェブBotの内容をじっくりと見ていきつつ、Botの裏側…技術面にも触れていきます。
「ダークウェブ」をwikipediaから引用しました。要するに、普通じゃアクセスできないところ、ということです。
ダークウェブ(英語: Dark web)はダークネット(インターネットを使用するが、アクセスするために特定のソフトウェア、設定、認証が必要なオーバーレイ・ネットワーク)に存在するWorld Wide Webコンテンツ。 -Wikipedia[ダークウェブ]
ダークウェブ×LineBotの内容とは
さっそく、ダークウェブBot『TheDarkWebDocs』を友達追加して内容を見てみましょう。
▼友達追加URL
https://lin.ee/r0ucjVS
まず、[友達追加]すると1番下にデフォルトで表示されているリッチメニュー「ダークウェブ白書」をクリックすると、メイン項目となる3つが表示されます。
このリッチメニュー、我ながら凄くイケてると思うのですがどうでしょうか笑。
カルーセルメニューはCSSで装飾されているボタンメニューとなってます。これは斬新なユーザー体験ではないでしょうか。ボタン表示はあっても、それをCSS装飾しているボットは滅多にないと思います。
試しに「Tor」の項目をタップしてみると、以下のようにボタンが4つ×3列表示されます。これらのボタン1つ1つにダークウェブ関係のコンテンツを詰め込んでいます。今のところ合計で30個くらい用意してます。
さらに、CSS-FLEXをフル活用して、このような普通の文章だけではなく、一般的なLINEbotでは見たことがないような超装飾テキストを提供しています。
ちゃっかり「仮想通貨」のカテゴリを入れているのは、割とハマっているからです笑。とりわけ、最近の動きは半日でガラっと変わるようなことが多くて面白いのです。
まぁ、世間一般的には人気度が低そうなので、このNoteでは深く突っ込みませんが…
最新技術で思考を現実化する
次に、使っている技術についてですが、これはGASとLINEプラットフォームを使っています。
LineBot製作に興味のある方は、同様のツールで「おうむ返しbot」を作ったことあるかもしれません。今回作ったダークウェブのBotも、この「おうむ返しbot」を応用したものです。
GASはGoogle App Scriptのこと。google社のサーバーを借りて、一定容量まで無料で使うことが出来ます。ローカル環境でサーバーを立てるわけではないので、PCを付けっぱにする必要もなく、環境構築も不要です。
また、LINEのBotを作る際には、LINEの開発プラットフォームを使います。ユーザーからの応答に対しては無制限に無料・Botからユーザーにメッセージを送信することも1000件/月まで無料。
Google Apps Scriptの利用にはプログラミングの知識が必要ですが、プログラミングの知識さえあれば、限りなく低価格でボットを実現することができます。
なぜLineのチャットボットで作ったのか
結論をざっくり言いますと、Lineのチャットボットは【使い勝手が良いから】【競合が少ないから】です。
皆さんも、一度はLineBotは友達追加したことあるのではないでしょうか。『資生堂』とか『ローソン』とか、有名企業も結構たくさんリリースしています。
まず、LineBotは、アプリと違いダウンロードする手間がかからない分、ユーザーの心理コストは少ないです。さらに、少し細かいかもしれませんが、スマホのメモリも食わない点も僕にとっては嬉しいところ。
そして、LineBotは「親和性」が高いです。LineBotはユーザーのLineに[友達追加]されており、youtubeやwebサイト以上の距離感の近さがあります。
また、ユーザーがボタンを選択したり/メッセージを送るとボットがメッセージを返す能動的なユーザー体験も注目すべきところ、と考えています。
この双方向のコミュニケーションデザインは、ウェブサイトやyoutubeでは出来ない機能で、LineBotの独自性を光らせることが出来る部分です。
LINEというプラットフォーム自体が高い知名度を持つにも関わらず、LINEBotは競合が少ないです。
というのも、youtubeやブログと違い、LINEBotを開発するのは手間がかかります。Botを動かすためのプログラミング言語を学ばなければならず、さらにクオリティの高いBotを作るためにはデザインの知識も必要です。
日本語が出来ればそれなりの形になる、ソフトで簡単な編集が出来れば何とかなる…より、少しだけ高いハードルがあります。それが良いのです。
この独特な参入障壁の高さとLINEプラットフォームの高い知名度から、自社サービス/商品の知名度を挙げるには、LINEBotは有力な選択だと思います。
ダークウェブをテーマにした理由とは
なぜダークウェブがテーマなのか…
冒頭でも紹介したように、ダークウェブとは、普通にインターネットを使うだけではアクセスできないところにある、いわば闇ウェブです。
映画のテーマにもなっており、実社会でも犯罪組織・シルクロードの拠点に使われたり、あるいは匿名性を活用して企業の悪事を内部リークすることにも使われます。
良くも悪くも(大概「悪い」ですが…)、話題に尽きないコンテンツです。
今回、このダークウェブをテーマにした理由は、僕がネットのアングラなコンテンツが好きというのも大きな理由ですが、1番は上記のように長く人気のあるテーマだからです。
実際に「ダークウェブ」がどのくらい人気があるのか、検索キーワードツールで見てみましょう。
まずは、NEILPATELで具体的な月間検索数を見てみると、60500という数値が表示されました。「ダークウェブ」は1ヵ月で6万回以上も検索されているということです。
次に、googleトレンドで「ダークウェブ」の検索需要の推移を見てみると…過去5年間でおおよそ右肩上がりの検索回数を推移しています。つまり、今後も一定以上の需要が見込めるということです。
そう、このように数年間に渡り安定した検索需要があるのがダークウェブです。
そういう市場なので、ダークウェブ×LineBotを試してみてぇな!と思い立ったわけです。せっかくなら、それなりに需要のありそうなところで勝負をしてみたい。
ちなみに、ざっと調べてみたところ、ダークウェブ×LineBotの競合は今のところいません。youtubeやアフィリエイトと違って、手間がかかる上に収益化が難しいので、まぁ好き好んで挑戦する人はいないでしょう。
ダークウェブBotで今後取り組むこと
今後は、リッチメニューのさらなる拡充・ダークウェブ関連情報の追加を主に考えています。
より良いコンテンツに仕上げ、youtubeやnoteを通じてインプレッション(露出度)を増やし、そして[友達]人数を増やしたいです。
もちろん無料ですので、ぜひ遊んでみてください。
▼友達リンク:
https://lin.ee/r0ucjVS
▼友達追加QRコード:
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