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ロブションさんの形見と、パステルのなめらかプリン

本日のお教室は、昨年世界中の美食家、料理人たちに惜しまれながら亡くなった偉大なる料理人、ジョエル ロブションさんから30年前に、まだお店がロンシャン通りあった頃いただいた、オリジナルエプロン着用。ずっと大切にしまっていた。今となっては形見。

この丘に座るオトナの星の王子さまのような紳士は、これは、きっとこれからのフランス料理の行方を見守るロブションさんかもしれない。
レストランのメニューの表紙になっていました。

そして、今日は、パステルのなめらかプリンの生みの親でいらっしゃる岐阜のプレシックというお菓子屋さんを経営する所シェフから、研究を重ねたというグルテンフリーのシフォンケーキやロールケーキを送っていただき、皆さんといただきました。

とっても軽いけど、弾力としっかり骨格のあるシフォン。よくぞ配送に耐えたと思います。ロールケーキもしっとりと。栗入り。プリンは様々な風味何種類も。私もたまに作る米粉のフィナンシェも。

所シェフは、添加物なし、白い砂糖使わない、身体に良いお菓子作り目指していらっしゃいます。これでお教室終わってもいいくらいだったのですが、、、。笑。

プリンといえば、フランスでは、キャラメル ランヴェルセ(ひっくり返したキャラメル)と呼ぶが、数年前までは、ビストロの定番デザートでした。が、今、それにとって変わるのが、クレーム ブルュレ。

実はこれ、かつてスペインとフランスにまたがったカタラーニャ地方にクレーム カタラーニャというクレーム ブリュレに似たデザート菓子があり、今でもスペイン、カタラーニャ地方では作られていますが、これをロブションさんが、手直しして作ったものと言われています。そこからブームに!

こんな風に、一料理人や菓子職人によって見出され、世の中の注目を集めるようになった地味な郷土菓子は、他にも、アルプスに近いサヴォア地方のガトー ド サヴォアや、フランス南西部ダックスが発祥のダッコワーズなどがあります。また、その話しは、次回。

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