vol.1 はじめまして - 自己紹介 -
はじめまして。
三重県津市の小さな花屋et puis -エピュイ-です。
2014年からヨーロッパアンティーク雑貨のお店 Monica lilyとして活動したのち、
2021年より花屋et puis -エピュイ-を営んでおります。
花とアンティーク、ヨーロッパをこよなく愛する店主の日々を綴っていきたいと思います。
店主の自己紹介
服部 史乃 (はっとり しの)
三重県亀山市生まれ
自然豊かな環境で、幼少期から草花に囲まれながら育ちました。
子どもの頃の夢は、お花屋さん。
夢が叶いました。
幼少期は、花冠をつくったり絵を描いたり、
散歩したり。
穏やかに過ごすことが好きでした。
ジブリ映画「魔女の宅急便」が大好きで、毎日繰り返し見ては、いつかこんな街に行きたいと、何度も何度も強く思っていました。
太陽や月、花や虫などへの興味が強くて
周りの子どもよりも、自然の中に美しさを見て生きていたと思います。
学生時代は、子ども達の純粋な視点や感性に興味があり、子どもに関わる仕事を志すことに。
大学では児童福祉について学びました。
その時に出会ったヨーロッパの幼児教育の世界に引き込まれて、ヨーロッパの暮らしや文化に興味を抱くようになります。
雑貨やカフェが昔から好きで、大学生の頃は休日のたびに大阪のカフェや雑貨屋さんを周って楽しんでいました。
その際出会ったフランスアンティーク雑貨とカフェのお店「シャムア」さんに、強く衝撃を受けて、アンティーク雑貨への興味が芽生えます。
女性ひとりで営まれている、店主さんの世界観がつまった素敵なお店。
ドアを開けると甘いフランス菓子の香りに包まれて、店内にはフランスから買い付けたアンティーク雑貨が所狭しと並べられています。
どこを見ても店主さんの息遣いや感性、想いを感じることができる、生きたお店。
その時、私はフランスに行ったことがなかったけれど、まるでドアを開けるとフランスのカフェに来たようで、とても胸が高鳴りました。
そして、お客さまお一人おひとりと笑顔で楽しそうにお話されている女性店主さん。
当時、21歳だった私が今まで出会ったことのない女性像で、自分の"好き"に囲まれて、楽しそうにお店を営まれている姿に強く憧れました。
自分の好きなものを通して、お客さまと繋がることができて、自分の想いや好きの気持ちが巡り巡って、目の前の人を幸せにすること。
きっと計り知れない努力があるんだろうなと、こだわりがつまったお店をみて感じたけれど
背筋を伸ばしてカウンターに立って、やわらかくも凛とした強さを感じる店主さんの姿に、人としての芯の強さや、生き方の清さを感じました。
ひとりの女性として、憧れの存在ができた日でした。
それから、ヨーロッパへの想いがさらに強くなった私は、ヨーロッパへひとり旅に出ることを決意します。
(ヨーロッパの旅の様子は、また改めて綴らせていただこうと思います!)
旅で出会ったたくさんの素敵な出会いや、心動く出来事、自分の"好き"に真っ直ぐ向き合う気持ちを携えて、ヨーロッパを旅して見つけたアンティーク雑貨のお店 Monica lilyを2014年に開業。
ONLINEでの雑貨の販売や、東京、大阪などの骨董市に出店し、いつか自分のお店を持つことを夢見ながら、会社員として働きMonica lilyとしての活動を続けていました。
そんな生活をおくっていたところ、新たな転機が訪れます。
当時私は、勤めていた会社が経営するインテリア雑貨店を任せていただいていました。
仕入れやディスプレイなど、自由に任せていただいていたのですが、ドライフラワーが流行したことを受けて、お店の一部にドライフラワーコーナーをつくることに。
幼少期から花が好きな気持ちは変わることはなく、大人になってからも常に部屋には花を飾り、花が暮らしの中にある生活が当たり前だった私にとって、花にふれる時間は癒しのひとときでした。
お店の一角にあったドライフラワーコーナーは、お客さまの間でも少しずつ人気になり、店頭に立っていると、ドライフラワーの飾り方や一緒に販売していた花器の選び方、インテリアとの合わせ方など、ご相談を受ける機会が少しずつ増えていきました。
そして、お客さまからドライフラワーでブーケをつくることをご依頼いただいたり、ウエディングの前撮りのブーケを任せていただくまでに。
自分がつくったブーケでお客さまが喜んでくださることが嬉しくて、もっと喜んでいただけるようになりたい、自分にお花を任せてくださる方の気持ちに誠実に応えたいと思いました。
これはしっかりとお花のことを学ばなくては。と感じ、お花屋さんにブーケのレッスンを受けに行かせていただくことに。
はじめて生花でブーケを束ねた時の感動は、今でもはっきり覚えています。
花の優しい香りや、やわらかな花びらの質感
自然が織りなす美しい色彩
一輪一輪の花を束ねながら、花と繋がる時間は幼少期に感じていた自然の中に美しさを見る純粋な時間に、舞い戻らせてくれました。
完成したブーケに本当に感動して、次の日も、その次の日も、束ねたブーケをただただ見つめていました。
私はやっぱり花が好きなんだな。
花にもっとふれていたい。花の近くにいたい。
私が束ねた花で、誰かを幸せにできたら嬉しい。
「お花屋さんを開こう」
自然とそんな気持ちになりました。
そこから憧れのお花屋さんに、お花屋さんになりたいこと、お花のことについて教えていただきたいとお願いさせていただき、会社員として働きながら休日にお花屋さんに通い、お花屋さんの仕事やお花について学ばせていただきました。
そして、2021年9月
花屋「et puis -エピュイ-」をオープン。
et puisを訪れてくださった人々の時間が、心豊かになるようにとの願いを込めて。
フランス語で「それから」を意味する、「et puis」という言葉を店名に名付けました。
あなたの人生の「それから」を彩るお手伝いができますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?