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料理をやらなければならない星人再来の巻

ある日、夫にお願いをしたこと、それは、

「週末さ、夕飯を作ってくれないかね」

これを聞いた夫は、眉を顰め、渋い表情に変わった。

どうして私だけ毎日の献立を考えることに苦しめられているのだろう、
なんで面倒な時もあるのに料理をしないといけないのだろう、
たまには帰宅したらご飯が出来ている、みたいな楽で最高な瞬間を私だって味わいたいものだ。

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そう思って、夫にお願いをしてみた。

すると、「Etoileの周りは共働きの家庭が多いと思うけど、みんなはどうしている感じ?」

と問う夫にすかさず、

「みんな作っているんじゃない?しかも、○○ちゃんのところは、旦那さんがほぼ毎日作ってくれるらしいよ、いいな」

と、今に冷静になって振り返ると嫌味ったらしい返答をしていた。

そして、夫に言われたこと、

「俺は料理があまり得意でないし好きでもないし、日々料理をすることに時間をかけるのであれば、自分の好きなことをやりたいと思っている。今は本当に便利な時代なんだよ。宅配でもお惣菜でも美味しいんだよ。それなのに、日々苦痛をあえて取り入れる必要ってあるのかな・・

・・Etoileだって日中は家にいなくて、帰宅してもやりたいこともあるでしょ。だから、料理が好きで自分でやりたくて作ってくれるのであればそれは嬉しいけれど、でも負担でストレスに思うのであれば作らなくて良いと思うよ。自分の分は自分で用意ができるし、「どうして俺の分のご飯の用意をしてくれていないの?」なんて、決して微塵も思わないよ・・

・・Etoileが、「みんな作っている」と言ったとき、Etoileは料理って普通は作っているから作らないといけないと感じてしまっているんだなと思ったよ。作っていない人もいるはずなのに、そこに焦点が当たっていないということだからね。俺たちの母親はたまたま専業主婦だったし時代もあってかほとんど毎日作っていたかもしれないけど、それを同じようにしようとするべきではないと思う、そんなの働きながらは絶対に無理だから。」

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私は、「あぁ、またやってしまったと思った。」

「料理をやらなければならない星人」がまたやってきていたのだ。
(※前回の記事もよろしければご覧ください。)

前回の話し合いで、せっかく夫が私の中の星人たちを倒してくれたのに。半年ほど経った今、またしても彼らが私の心を支配しかけていたのだ。

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そして、今回を機に、また一段と私の心は楽になった。

最近は心にゆとりがあったり、作りたいと気分がのったときだけ、ご飯を作ることにしている。あとは、料理をするって献立を考えることになるけれど、オイシックスというミールキットを使う日もある。

そして、実家の近くに引っ越してからは、母親がたまにおかずのお裾分けを届けてくれることもある。そんな日はもうご飯だけ炊いて終了。ご飯も無洗米にしたから、お米も洗わず水だけを入れて炊けば手間なんてほぼかからない。

工夫次第でいかようにもなる。
自分で自分を苦しめる必要はこれっぽっちもないのだ。
自分が苦しい時は、自分の思考が凝り固まっているとき。

私のように料理を作らなければならない星人と戦っている方、
共に星人を追い出しましょう。


P.S.
そんな私の夫は、“週末の夜ご飯”は“幸せ”の象徴だと言い、今朝も起きてから3言目くらいに私に、「今日の夜ご飯どうしよっかね」と言っていた。朝起きてからそんなにすぐ夜ご飯について考えている人ってそんなにいない気もするから、変な人だなと思う(笑)

「何しよっかね、決めて良いよー」と言うと、宅配ピザが安いというコマーシャルがちょうどテレビで流れてきて、「ピザにするかー、ちょっと考えておく」と言っていた。

今日の夜はピザパーティーになりそうな予感です🍕


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