見出し画像

傷病手当金って??

私は昨年に適応障害と診断を受けてから、傷病手当金を貰っています。

たまに、「なんだか申し訳なくて傷病手当金を貰うか迷う」と言っている方もおられますが、そんな考えをする必要はありません。

当の私も、手当を申請する時は何度かそういう考えに至りましたが、当時通っていたカウンセラーの先生が、「精神的にも手当が出ている状況の方が安心して休めるから、しっかりと貰いましょうね」と言って下さり、当時はなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、今になって本当に手続きをしていてよかったなと思っています。

傷病手当は会社から出ているわけでなく、健康保険から出ているものです。そのため、会社を通じて申請をお願いする場合は、人事部等に手数をおかけすることになるとは思いますが、働いてもないのに会社がお金を出してくれているという考えは違っています。

傷病手当金は、次の1~4の条件を満たしている場合に支給を受けることができますが、詳細はご自身の入っている保険のHPにてご確認下さい。

1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
2. 仕事に就くことができないこと
3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

最初の頃は何が何だか良く分からず、会社からも詳細にはなかなか教えてくれず結構苦労をしました。そして、体調が悪いのに、いろいろと申請手続きや主治医や会社との連絡をすることがわりとストレスでもありました。

申請する際に私が困ったことと、その解答をまとめてみますので、良ければご参照にしてください。

① 申請を急ぐ必要はありません
→ 申請自体は、休業後2年間さかのぼって申請ができます。 例えば、2018年の8月1日~8月10日までの申請をしたいなら、2018年8月10日以降、2020年7月31日まで申請が可能です。
私は、申請は休んだ期間の1ヶ月後までにやらないといけないものなのかも、となぜか思っていて焦っていたのですが、そのような焦りは一切必要がなかったみたいです。

② 支給開始日から最長1年6ヶ月の期間受給ができます
→ 傷病手当は1年半もの期間受給ができます。病状によっては長くはないのかもしれませんが、その間は会社を休みながらゆっくりと休養に専念をすることができます。私は、1年くらいだと勝手に思っていたので、需給期間を知った時は、ありがたいなと思いました。

③ 毎月申請をする必要はありません
→ 数か月以上にわたり会社を休む必要がある人は、毎月必ず申請をする必要があるというわけではありません。各自の金銭状況にもよるとは思いますが、申請をする際に病院の方で申請書を書いてもらうためのお金や労力も若干かかりますので、家計に余裕がある場合は3か月分までまとめて申請手続きをすることが可能です。

******

もちろん、働いている時と比べると、収入という点においては下がってしまいますが、病気になって働けなくなったとしても、年金も社会保険料も住民税も払わないといけなくて、かつ、生活もしていかないといけないとなると、傷病手当金という存在は本当にありがたいですよね。

申請を初めてする時の私みたいに、傷病手当の手続きをすることに分からないことが沢山あって、ストレスフルに感じている方もいらっしゃるはず。そんな方は安心して大丈夫です。急いで手続きをしないともらえなくなるということもありません。

そして、何かご不明なことがあり、私がお答えできることであれば答えられればと思っているので、コメントやご連絡いただければと思います!



サポートいただきまことにありがとうございます。 読者の方の日常を少しでも彩ることができるよう、精進して参ります。 引き続き、よろしくお願いします🍀