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適応障害体験談

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私が適応障害を発症し、克服していった日記になります。
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2022年2月の記事一覧

適応障害になって気付けた小さな幸せ5選

みなさんにとって、〝日々の小さな幸せ〟とは何でしょうか。 よく、「幸せは身近にあるものだ」という言葉を耳にすることがありますが、まさしくその通りだと実感している今日この頃です。 私が適応障害を経験する前は、今よりも日常生活に幸せを見出すことができていなかったのです。日常ではなく、非日常の感動こそが「一番」の幸せだと、少し残念(?)な勘違いをしていたのです。 たとえば、どこか旅行に行くこと。 毎日毎日仕事やタスクに耐えて、やっと出かけられる非日常の世界。 これこそ至福で、

頑張っているあなたが好き

「頑張っているあなたが好き」 じゃぁ、頑張っていない私は好きじゃないの? 頑張ることが難しい今、もっと私は頑張らないといけないの? そもそも、何をもって頑張っているといえるの? *** 最近夫とプチ喧嘩をした。 そもそもの発端は、私がこれからの近い将来仕事をどうするかについて話したとき。 夫曰く、「子供がいない間は仕事はできればやってほしいと思う。体調がもっと良くなって、Etoile自身が「社会復帰ができるな」と思ってからは、どういうかたちでも良いから働いてほしいな

私、パニック発作をかかえていたみたい。

私、パニック発作なるものを持っていたようです。 ということを、今更ながら知りました(笑) 「夜中に急に息ができなくなって起きる」 ということが、思い返せば何年も前から時たまあったんですよね。 記憶にあるのは、社会人になって一人暮らしを始めてからなのですが、いつからこのような症状があったのかは定かではありません。 先月も2度程ありました。 一度目は、「息ができない苦しい!」と思い起きて、その後すぐに呼吸ができるようになり、びっくりはしたものの眠すぎてすぐに寝てしまいまし

涙という武器を手に入れたら人生が100倍生きやすくなった

「適応障害」と診断を受けてから、私は ”涙” という武器を手に入れました。 物心ついた頃から、人前では決して泣かない子でした。 ただ、そもそもが泣かない子だったのかと言われると全くそうではなく、 むしろすぐに泣く、泣き虫な子でした。 家族で旅行に行く予定だったけど、急に弟の体調不良で行けなくなった時、「大丈夫!しょうがいないもん」と両親には言いながら、自分の部屋に籠ってこっそりと泣く、 学校で嫌なことがあったとしても、家族の前では気丈に振る舞って、 お風呂の中で周りにバ

『鬱』な花嫁

深夜2時。川の音がゴーゴーと響き渡る真っ暗で開けた車道。 アクセルを一気に全開にして、このままブレーキを踏まなければ、 もしかしたら少しは楽になれるのかもしれない、そう思った。 *** 2019年の春。私は東京の外資系コンサル企業に勤めていた。 入社をして5年。振り返れば辛いこともあったけれど、それ以上に仕事にやりがいを感じている時期でもあった。 常により上へ、より高いところへ、一息もつくことなく走り続けている感じ。走り続けることは大変だけれど、日々自分が成長できている