ボードゲームを作るまでの軌跡#1

どうも皆さんこんにちはエートです。はじめまして。

この度、ボードゲーム制作を行う同人サークル(hachio_games)を立ち上げたので、制作の過程についてnoteにまとめていこうと思います。
これからボードゲームを作る方々の心の支えになれば幸いです。

2022年ごろからボードゲームに熱中し、数々のボードゲームを遊んでいく中で、ふと「自分でもっと面白いゲーム作れるのでは?」という、今思うと明らかに舐め腐った発想からこのプロジェクトは始まりました。

これまで遊んだゲームなどを参考に以下のゲームシステムを考えました。
・じゃんけんをカードゲーム化する (ムシキング的な)
・じゃんけんの勝敗でダメージを受ける
・HPが0になったら脱落
・最大4人で遊べるバトロワ形式

なんだか悪くない気がします。

当時の自分は「もしやとんでもないゲームを産み出してしまったか?」と、かなり浮かれていたのをよく覚えています。

さっそくボードゲームを作ろうと、ルールの概要やゲームフローを作成し、キャラクターの効果を考え、アイテム効果なんかもしっかり考え、いざ印刷業者へ依頼するため見積もりページを開いてウッキウキで入力しました。

・キャラクターカード×60枚
・ダメージボード×1枚
・キャラクター駒3個×4人分
・化粧箱×1
・化粧箱仕切り×1
・説明書×1
・シュリンク包装

これを300セット。。。っと。

計450,000円

目を疑いました。
は?そんなお金無いが?

同人活動をしている友人に泣きついたところ、お叱りを受けました。
「アホか。初出店なら50セットが限界。300個作って売れなかったら300個在庫だぞ。」

なるほどな。さっそく「セット数」を見直して50個に変更。
でもまだ高い。見積もりの内訳をみてみると「キャラクター駒」や「ダメージボード」がめちゃくちゃ割高なことに気付きます。

様々な印刷会社を比較しましたが、やはり"カード以外のコンポーネント"はどうしても高くつくのです。

なぜだ、私は最高に面白いボードゲームが作りたいだけなのに。。。!

そんななか目に入ったのが萬印堂さんのトランプパック
なんと以下のセットで44,000円(税込み)。
・カード×54枚
・キャラメル箱×1個
・説明書B5×1枚

見た瞬間にコレだ。と思いました。

さっそくゲーム性を練り直します。
ダメージの概念を取り除き、カードだけで遊べるシステムに変更しました。

できた。これで最高のボードゲームが作れる。

萬印堂さんの発注までのフローをしっかり眺めます。
フォトショップやアドビ形式でカードのデザインを納品する必要があるんだな~。持ってないや。

いや、待てよ、というかカードのイラストってどうやって描くんだ・・・?
(次回につづく)


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