楽しいことをしている人と付き合いたい

「えとさん、楽しいことをしている人たちと交流したいです」

って言われたんですが・・・。

「楽しいことを自分から求めていける人たちっていうのはこんなところにいないんだよ」って思わず言ってしまった。

どういうことかというと、楽しいことを自分から求めて実践している人たちは、カウンセリングや相談とか、対人支援をしている現場にはあんまり来ない。なぜなら、そういう人たちはもうすでに自分の楽しいことに忙しくて、そんな相談するような必要性がないからです。

普段から自分の嫌なことや苦しいことからはできるだけ離れたところにいて、自分の楽しいことや気持ちのいいことで自分の周りを満たしているからです。

別にスーパーマンでもなんでもなくて、自分に必要なことか必要ではないことかに分け、必要なければ切り捨てていきますし、必要なことなら誠心誠意対応していきます。ただ、楽しいことをするためにはいちいち面倒なことに時間をかけてもいられないので、自分の気持ちにそって迷ったりすることもなく言うことを言ったり、やったりしていきます。

なのでその方には「そういう人と付き合いたければ自分の楽しいことをしっかりやって、そういう人たちに見つけてもらえるようになることのほうが先」と答えたのですが。

その方は「楽しいことかぁ・・・・」って悩んでしまいましたが、これってとっても大切なことなので

「自分で見つけてごらん」と言ってあります。

たぶん、その方も本当に自分の楽しいことを見つけて実践できるようになったら、自然と楽しいことをしている人たちと結びつき、自然と自分の求める環境になるんです。ただ、今はそれがなんだかいまいちわかっていないというだけ。そして、楽しいことを本当に見つけて実践していく中で、人と交流するのはほんの一握りでよいかもしれないというように、気づく瞬間等もあるかもしれません。

たくさんの人と付き合っていきたい、人望も厚くなりたい、そういう欲求はとても普通のことだともうけれど、それでは自分の本当に楽しいことに注げる時間って無くなっちゃうんじゃないかしら?

そんな風に私は思っています。

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