休館日の通行人、昨日と明日のお客さん
乗換駅の改札にて。
駅構内がとても静かで、どうしたんだろうと思ったら、駅ビル全体の休館日のお知らせ。
駅構内の柱に貼られていた、SALE!!のポスターも片付けられている。
これからは秋冬の商品が中心になるのだろう。
通りぬけ用の玄関ホールは開放されているけれど、エスカレーターもエレベーターも、電気が落ちている。
不思議な感じ。
がらんとしていて変な感じ。
外壁の広告も変えるのだろう。
工事の人達もお昼休憩なのか、足場だけ残って、「店」に携わる人が誰もいない。
「お休みだね」と子どもの声が吹き抜けホールに響く。
お休みだね。
電気が消えたガラス張りのフロア。カーテンの奥のほうで明かりが漏れている気がするのは、防犯上なのだろうか、それとも内装チェンジに働いている人の影なのだろうか。
早く明日にならないかな。
お休みの日に職場の駅に来る人も少ないだろうから、きっとスタッフの人たちは、お客さんがこうやって見上げている風景を知らないのだろう。
ものさびしさが流れる入口フロアは、どれだけこの駅ビルが駅の利用客に親しまれてきたかの証な気がする。
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