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香港日記 【QRコードが無くて困った話】

こんにちは。日本と違って自腹のホテルでの7日間の強制隔離を終えて自由の身になってから2日が経ちました。

強制隔離の後は新しい滞在先にチェックインして施設の一通りのツアーをしてもらい、鍵をもらった。部屋は16平米とコンパクトだけれど収納がたっぷりで荷物を全部クローゼットや棚、引き出しに移す。

その後は近くのスタバに行って先ずはコーヒーを1杯飲み、お昼に何を食べようか考えた。既に午後1時半を回っていたので、歩いて5分の場所にある口コミが良いお店に雲呑麺を食べに行くことに。

お店まで歩いて行き、誰も並んでいなかったので中に入ろうとしたら、お店の人に広東語で止められる。言葉はわからないが、身振り手振りでお店の入り口に置いてある以下のスマホに自分のスマホ上のQRコードをスキャンしないといけないと理解した。

何のことかさっぱりわからない。これは、私が2年前香港に居た時には無かった事。それに、先程まで居たスタバでは必要無かった。お店の人はそれでも訳のわからない私を助けようと、店員さんのスマートフォン上にインストールされたアプリを見せてくれる(優しい)。これをインストールしなさいと身振り手振りで説明されたので従ってアプリをインストールした。アプリの名前は英語だと「LeaveHomeSafe」で、漢字だと「安心出行」。以下がアプリを開いたところ。

このアプリをインストールしてEnterを押してお店のスマホに照らしたらエラーになった。英語の説明を見ると、自分のワクチン摂取証明書のQRコードを先ず登録しないといけないと書いてある。残念な事に、ワクチン摂取証明書や空港でもらった香港での証明書も全てアパートに置いてきた。幸い日本のワクチン摂取証明書は写真で撮ってあったのでそのQRコードをインポートしたが、それでもエラーになった。日本のQRコードじゃない別のQRコードを使う必要があるという事か。

他の人を見ていると、先ず1. お店に貼ってあるお店独自のQRコードを自分のスマホでスキャンし、2. その後安心出行アプリ中の保存してある自分のQRコードをお店のスマホのQRコードスキャンに照らして、3. 問題無いとスピーカーで店内にピンポーンと音が聞こえる。そしてレストランに入店出来る。

安心出行アプリではタイマーがかかっていて、レストランを出たら、自分でレストランを出たとタイマーを終わらせる。又は忘れた場合は後で何時何分にお店を出たか自己申告する。プライバシーが守られている国では普及しないだろうが、これで何時から何時まで何処にその個人が居たのか分かるし、管理する側としてはこれでレストラン内でのコロナ陽性の人との接触や感染はモニターしやすくなるのだろう。

このQRコードをスキャンする為のスマホは、検温機の隣に置いてある。でも皆んなQRコードの方だけで、検温機を使っている人は殆ど居なかった。

私は結局安心出行で自分のQRコードが登録出来なかったので諦めてオイマイという食事のテイクアウトをしてサービスアパートのラウンジで頂く事にした。以下がその食事。雲呑麺と海老の腸粉、そしておまけで付いてきた生姜となつめとハトムギが入った優しい甘さのお汁粉。全部でHK$72だった。最高に美味しかった。

その後、部屋に戻ってQRコード登録を試してみたが、正しいQRコードは空港でサインしてもらった強制検疫令、Compulsory Qurantine Order、という名前の書類のだった。それを安心出行アプリでスキャンしたら、私の個人情報からワクチン摂取情報まで全てアプリ上に表示された。

分かったのは、QRコードをスキャンして自分の居る場所を申告する事と、安心出行で有効なワクチン接種証明書をスマホに照らすのは別と言う事だ。例えば今日もスタバに居るが、よく見るとスタバにもお店のQRコードがある。でもワクチン接種証明書をスキャンするスマホはこのスタバには設置していない。だが、本日行った別のスタバには設置してあってQRコードをスキャンしないと注文させてもらえなかった。

これからはレストランだけでなく色々な場所で安心出行を使って有効ワクチン接種のQRコードをスキャンしないといけないようで、2年居なかった間の変化に驚いている。

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