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香港日記 【Marks & Spencerで垣間見たイギリスの高インフレ】

こんにちは。香港では私が滞在している所から歩いて10分も掛からない場所にあるイギリス系のちょっと素敵なスーパー、マークス&スペンサー。こちらは日本では珍しいイギリスならではの食べ物や商品が置いてあるのと、お洒落で割と品質の良い物が手に入るので私が1週間に1度は訪れるお店だ。

今年に入って香港ドルに対してイギリスポンドは8%以上下がっているが、ポンド安と逆行してマークス&スペンサーでの食べ物の値段は上がっている。特にそれを感じたのが以下のケーキを買おうとした時だ。

7月に香港に戻ってから、甘い物が欲しい時に買っていたMadeira Cakeというシンプルに小麦粉やバターなどで出来ているお菓子だが、9月になって値段は変わらないのにそれまでの半分くらいのサイズになってしまったのだ。

写真で見るとわかるが、それまで下の490グラムだったのに、それからは上の280グラムになってしまった。日本でも値段を変えずに内容量を減らすのは良く使われる手口だが、余りに一気にサイズが変わったので驚いた。実質的に1.75倍の値上げだ。

他に良く買う物として、こちらのサワードウのパンがある。こちらも先週までは45ドルだったのに、昨日見たらサイズは変わらないのに55ドルに値上げされていた。こちらは1.22倍の値上げ。ケーキは嗜好品だけれど、パンは生活必需品だ。それなのに容赦無い。

イギリスはインフレが著しく進んでいるという噂を聞いていたが、それを香港で一人の消費者として実感したこの頃だった。

後記:その後一旦55ドルまで上がったこのパンは、又45ドルに戻っている。やっぱり主食であるパンの値段を急に上げるのは問題になって戻したのだろうか?良くわからない。

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