感動的スピーチのテキストとして、最適でした。本日はお日柄もよく。原田マハ。(私の推し本シリーズ4)
この本、結婚式で使えます!
この本は主人公であるOL二宮こと葉が、伝説のスピーチライター久遠久美と出会い、劇的に人生が変わっていく青春小説です。
その冒頭に出てくる、久遠久美の結婚式でのスピーチに、私は激しく感動し、いっぱつで参ってしまいました。
読み終わったら、涙がボロボロこぼれていました。
この小説はめっちゃ面白い!
すでにたくさん売れてる本です。
だから、わざわざここで進める必要もないのかもしれない。
でも、万が一読んでない人がいたらもったいないので、ダメ押しのお勧めです。
実は私、数年前、たまたまこの本を読んで間もなく、友人の結婚式に呼ばれスピーチを頼まれていました。
私は、この久遠久美の伝説のスピーチを、浅はかにも、パクってみたのです。
固有名詞を変える以外は、極力元の構成の型を崩さないようにしたのです。話し始めから、エピソードの導入の仕方、笑い、涙、オチと、「伝説のスピーチパクリ」丸出しのスピーチを作りあげたのです。
しかし、このパクリで1番難しかったのは、実は、話す前の「沈黙」でした。
結婚式と言うのは、大体ざわついております。スピーチの時も、出だしがなかなか難しい。
この小説の中の、伝説のスピーチライター久遠久美は、マイクの前に立って、招待客が静まるまで、一言もしゃべらないで待っているのです。
これを真似するのが、ものすごく度胸が入りました。
やると決めてはいたものの、いざ、
マイクの前に立って、何も言わないと言う事は、相当のプレッシャーでした。
しかし、じっと我慢しました。少し震えながら。
1秒2秒3秒、、、10秒ぐらい経った頃、
ものの見事に会場がシーンとなったのです。
会場内の視線が、こちらに集中しているのを強く感じました。
その瞬間、お客さんの心をがっちりつかんだような気がして、スイッチが入り、
「新郎新婦との出会いは、、、、」と、
ものすごく、いい出だしとなりました。
そのままの勢いで、しっかりと笑いも取り、さらに、ちょっぴりグッとくる話もうまくいきました。
めでたしめでたし〜
ということで、
この本を、自信を持っておすすめいたします。
もし、いま結婚式のスピーチを頼まれて、どうしよう? とお悩みの方がいらしたら、ぜひぜひ、読んでみてください。
あっ、スピーチを頼まれていない方が読んでも、すっごく楽しめますよ。(笑)
追伸・・・実は、翌日も結婚式のスピーチを頼まれていました。調子に乗って、自分のオリジナルパターンで話してみたら、スベリました。(^_^;)
古本でもよろしければ、私のお店にもあります。
⭐️書くことが楽しくなる本あります
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