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2021年を本と共に振り返る、その1。

つい先日、久しぶりに本の紹介イベント「本の力」を開催したので、そのデータをもとにして、一年を振り返って見ようと思います。
長くなるので、一冊ずつ区切って書いていきます。

3年前、NPO法人読書普及協会の理事長を退きました。同時に会員でいることも辞めることにしました。

それからの1年間、
まるで、長年勤めた会社を定年退職したビジネスマンのように、生きるエネルギーが徐々に減退していきました。

そこに来た2020年の
コロナ禍で、ダメ押しとなりました。 
私は、心臓に基礎疾患があるので、絶対コロナ感染は防がなくてはならなかった。

だから、極力人と会わずに暮らしました。ずっと通っていたスポーツジムも行くことを断念しました。
日に日に体がなまり、それに伴い心も萎えてきました。

体が疲れやすくなり、夕飯の片付け後に一度横にならないともたないほどでした。
表面的にはなにも変わっていない生活であるにもかかわらず、知らぬ間に運動不足が身体を蝕みはじめていたようです。

どんな時にも助けになった、読書でさえダメでした。
読み始めると5分も経たずに眠くなってしまうのです。ひどい時は、カフェでそのまま姿勢で寝てしまう始末でした。
これが一番辛かった。

だから、未来に希望が欲しかった。
と言う漠然とした思いがありました。
ということで、
2021年は正月早々、未来予測的な本を読むことで始まった。

【ビジネスの未来】

この本をザックリと一言でまとめてしまうと、「もう資本主義は限界に達している。(高原社会の到来)今後は経済成長は望めない。つまり、馬のニンジン的なエネルギーは望めない。その代わりのエネルギーになるのが、「人間性に根差した衝動」である。これは個人的なレベルではなく、社会全体、国全体でそのシステムづくりを目指すべき。だから、大好きなことで生きよう!」
という感じです。

私は
この本で、未来に希望を感じました。
この本で提示された考え方は、自分が40年前から考えていた生き方だったからです。

「大好きなことで生きていく」
高校生の時に加藤諦三の本で学んだ生き方の指針を,改めて掴み直した感じでした。

これにより、
改めて自分のやりたい事は何か?
と自分に問いはじめる。

この「微かに上向いた気持ちの変化」が、今思えば、好転のきっかけになったのかもしれない。

つづく。

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