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コーチング合同研修のご案内/おすすめ本の紹介、他「ETIC.ソーシャルイノベーションセンターNEWS」2021年9月7日号

皆さんこんにちは。ETIC.の番野智行です。今回がメルマガ第2号となります。第1号を担当した本木も書いていましたが、確かに緊張しますね。

個人的な近況報告から入らせてもらいますと、今年の5月に、25年間住んだ東京都心を離れて、神奈川県の二宮町(東京都内まで1時間強、小田原まで3駅)に引っ越しました。

去年の初めまでは「何時まで仕事しても飲んでも家が近いのは最高」と豪語していたのですが…

そうです。リモートワークの影響です。ETIC.はそれが可能な業態の一つだと思いますが、オフィスでの会議はほぼ無くなりました。外部との打ち合わせも基本的にはzoomです。現在のオフィス出社率は推定で10%前後です。

大好きな飲み会もしばらくお休みです。そんな中、私と同じく「この空いた時間をどう使うかが問われている」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は一冊の本をご紹介したいと思います。

2003年にスタンフォード大学で創刊された『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー』(SSIR)。雑誌とウェブを中心に、よりよい社会を実現するための良質な知見や論考を共有することで、ソーシャルセクターの発展に貢献してきたメディアです。

日本では2011年の同誌に発表された『コレクティブ・インパクト』の論文が有名ですが、他にも複雑性の高い社会問題に向き合うための良質な知恵が詰まった記事が多数あります。

端的に言うと、世界中の人の試行錯誤から得た優れた学びにアクセスできます。

唯一ツラいのは英語だと読むのに時間とエネルギーを使うことです。これは私の問題で、SSIRは何も悪くありませんが(笑)

そのSSIRの待望の日本版がこのたび創刊されることになりました。先行して同誌で過去に発表された論文から10本を厳選収録して取りまとめた「ベスト版」のがこの本です。
(SSIR Japanチームの皆さんはよく存じ上げているのですが、ありがとうございます!)

仕事の合間に目を通しているのですが、内容は単なるハウツーにとどまりません。

非営利セクターの役割は何か、企業の役割は何か、そして支援者の仕事は何か。更には、そもそも社会とは何か、インパクトとは何かまでに踏み込んだ、それでいて実践的な内容は、国の違いを越えて、自分たちの仕事の目的や方針を問い直したり、言語化する助けをしてくれる内容です。

私のオススメの読み方は、自分たちの活動を振り返り、中長期のビジョンや戦略を考える時に、関連する1~2本の論文を共有し、対話の材料とすることです。チーム内でも、組織を越えても有効です。

ご関心のある方、しばらく飲み会も難しいので、オンライン対話会+その後ちょっと飲み会で良ければぜひお声がけください!

★10月2日(土)にはSSIR-Jによるオンラインイベントもあるようですよー!
 詳しくはこちら

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​​​​2016年にはJ.P.Morganさんの協賛で「Creating High-Impact Nonprofits」(5本目の論文として収録)の共著者であるヘザー・マクラウド・グラントさんを招き、12団体で3日間のセッションを実施しました。この時にヘザーが紹介してくれた「What’s your endgame?」という論文(3本目に収録)については、その後複数の団体のメンバーが集まって対話会をしました。

- INFORMATION -

高校生~35歳未満対象ーSDGs達成に焦点を当てた
ビジネスモデルやアイディアを募集中!(締切:10/4正午)

国連開発計画(UNDP)とシティ・ファウンデーションは、若者によるソーシャルイノベーションと社会起業を支援するプログラム、「Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)ソーシャル・イノベーション・チャレンジ」を、2021年も日本で開催します!

「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021」では、SDGs達成に向け社会や自身のコミュニティの課題に取り組む社会起業家や、課題解決アイディアを持った若者を応援します。アジア太平洋地域のイノベーターと繋がり、あなたのビジネスアイディアを発展させませんか?

日本大会の受賞者は、UNDPとシティグループの持つグローバルネットワークを活用し、ビジネスモデルや、英語でのプレゼンテーションをブラッシュアップするプログラム、マッチングの支援を受けることができます。

さらに、上位チームは2022年春に開催予定のYouth Co:Labアジア太平洋サミットへの参加の機会もあります。アジア太平洋地域の25の国や地域から1000名以上の若者、政府、民間など様々なパートナーが集うサミットで、あなたのアイディアや事業を伝えるチャンス!

◆概要や応募条件等はこちら

◆Youth Co:Labで受賞した海外で活躍する起業家の対談インタビュー

グローバルに繋がる国連とシティ・ファウンデーションのネットワークやリソースを活用して世界に挑戦するチャンスです!皆さんはもちろん、皆さんの周りでご関心ある方も、ぜひお誘いください! <担当:田村 千佳>


Editor's Note - 編集後記 -

ソーシャルイノベーション事業部からの情報発信を始めて2週間。Twitterはフォローしてもらえましたでしょうか?

番野が載せた写真の中央にいるヘザーさん(SSIR-J収録の論文の共著者)と、先日話したところ、ヘザーさんは、来日してからの5年の間に、セクターの資金の流れにより直接的に関わるようになり、またシステムリーダーシップのトレーニングを開発して(…等々語り切れません!)と、探究を深めていました。またご一緒したく、画策しているところです。こんな企画も、皆さんと一緒につくっていきたいと思っています。「こんなこと聞きたい」「一緒にやらない?」ということがあったらぜひ、メールやTwitterで気軽にお寄せください。いつでもお待ちしております♪(本木裕子)

発行元:
NPO法人ETIC.ソーシャルイノベーション事業部
incu@etic.or.jp

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