【SDGs】交通手段別でCO2排出量を計測できるシートを作ってみた!
みなさんは、どこかへ移動する際に自分がCO2をどのくらい排出しているのかを気にしたことはありますか? 実は意外なところで、自分自身が地球環境を悪化させてたことに驚くかもしれません。
本記事では、移動とCO2排出量の関係性と自分事化をテーマにご紹介します。
▼CO2排出量計測シート
世界のCO2排出量割合(交通機関)
みなさんは、世界のCO2排出量の何%を交通機関が占めているか、ご存知でしょうか?
実は、IEAが2018年に出したレポートによると、
交通機関は全体の24%(約4分の1)を占めているのです!
最適な交通手段は何か?
最もCO2排出量を少なく移動できる手段は何だと思いますか?
交通手段別で1km移動する際にどのくらいCO2を排出するかで比較してみましょう!
<1人が1km移動する際のCO2排出量>
当たり前ではありますが、上記のように飛行機が一番多くCO2を排出する交通手段で、徒歩または自転車または電車が比較的にCO2をあまり排出しない交通手段となります。
しかし、CO2排出量は主に、以下の内容で大きく異なります。
移動距離
混雑状況
各地域の電力供給源
(車を運転する場合)車の種類と乗客人数
特に4番の車の乗客人数は、場合によっては1人で車を運転することが飛行機を利用することよりもCO2を排出してしまうということもあるのです。
それでは、実際に移動距離別で見ていきましょう!
短距離移動
短距離の移動では、車の代わりに「自転車」を使用することで、CO2排出量を約75%も削減することができます。
短距離から中距離の移動の場合は「徒歩」や「自転車」が最もCO2排出量の少ない移動手段です。例えば1kmのサイクリングにおけるカーボンフットプリントは16〜50gとなり、CO2の排出量を削減できるのです。
中距離移動
車の代わりに「電車」を利用することで約80%、飛行機の代わりに「電車」を利用することで約84%ものCO2排出量を削減することができるのです。
中距離(1000km未満)または国内線の飛行機で移動する場合は、車よりも飛行機の方がCO2の排出量が多くなります。
長距離移動
長距離(1000km以上)または国際線の飛行機の場合は、同じ距離を車で走行するよりも、実際には飛行機を利用したほうが1kmあたりのCO2の排出量はわずかばかりですが少なくなります。
計測できるシートを作ってみた!
移動距離(条件)別での交通手段の選択が、CO2削減に大きくかかわることを学びましたね。
そこで、自分がどの交通手段を使い、どのくらいCO2を排出したのかを計測できるシートを作ってみました!
下記ファイル(Exceデータ)をダウンロードしてみてください。
▼CO2排出量計測シート
使い方
上記シート画像のオレンジ色の箇所に、各移動手段ごとの距離を記入すれば、記入した移動方法で排出するCO2がどのくらいなのかをkg(キログラム)とkl(キロリットル)で計測してくれます。
例を見てみよう!
<条件>
東京ディズニーランドからUSJ(大阪)へ向かう。
東京ディズニーランドからUSJ(大阪)へ新幹線メインで移動した場合、CO2排出量が8.840kgだったのに対して、飛行機メインで移動した場合では、なんと132.600kgで約15倍もの差が出ました。
この例からもわかる通り、選択する交通手段によって地球環境を悪化させてしまうこともあるのです。
まとめ
本記事では、移動手段の選択によってとCO2排出量が大きく変わってくることをご紹介しました。
▼CO2排出量計測シート
▼最適な移動手段
短距離移動 :徒歩、自転車
中距離移動 :電車
長距離(1000km以上) :飛行機
ディズニーランドからUSJに行くまでの移動手段を、新幹線から飛行機に変えただけで15倍ものCO2を排出しているなどの驚きの事実がわかりましたね!
ぜひ自分事化していただき、今後のより環境に良い移動手段の選択を心掛けてほしいと思います。
※メインビジュアル:unDraw
▼参考文献
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