0メートルの旅 セノーテ・カンクン編2 メキシコシティ
こんにちは 向山かおりです。
0メートルの旅 世界最大級のダラス空港を経由して 合計約15時間
腰がそろそろ痛いなと思い出すころ、いよいよ到着しました。
1日目 メキシコシティ
メキシコシティ国際空港からメキシコシティの市街地までの道のりはバスです。
まず遠くに見える赤い山と砂、サボテン、サテツ?、丘に密集する家々・・・。乾燥した少し蒸し暑い空気。
ああ、、日本とは違う国に来たんだなあとここに来て初めて実感しました。
空港までのバスの車窓から見えるスラムの雰囲気と、
うって変わった市街地に入ってからの美しい高層ビル群や、そこにやや不似合いと感じるそこかしこにある文化財指定の建物や銅像に、いろいろなものが混在している町なんだなという印象を感じたのを覚えています。
ホテルチェックイン後ディナーを食べた後は
メキシコではプロレスの聖地で、とても有名であると初めて聞き、
早速観戦しにいきました。
正直プロレスは全く興味がないし、どちらかといえば痛々しそうで見たくなかったのですが、はるばる日本からきて 有名なものを見ないわけにはいかないと思って渋々いきました。
チケット売り場やプロレス会場付近はやばかった。。
会場付近はごちゃごちゃした縁日やおみやげ屋さんと人で溢れかえり、全員英語ではない言語を話していてわからない(英語でも私の場合はわからなかったけど笑)から余計異質な雰囲気に飲まれる。
そして会場の前は怪しいクラブの扉に2人組で ごっついセキュリティが 所持品チェックとチケットチェックを行っていました。
こ、怖い
地球の歩き方で散々ネガを入れられていた私のあたまは 話しかけられるのもバックの中身を見られるのもドキドキものでした。
しかし入ってみると 平和ーな感じです。
ガンガンにクーラー聞きまくってて 寒すぎて死にそうになる以外は
大人しくプロレスを見ました。
感想は、意外にプロレスってゆっくり戦ってるんだな
でした。
キン肉マンという漫画でしかプロレスを見たことのない私は
すごくスピーディに戦いが行われてるのかと思っていたのですが
技の掛け合い?なのかお互いに肉弾戦でぶつかり合っている感じに見えてしまい、それがとても新鮮で良い体験でした。
これを楽しむ文化は私には理解できないのですが
ちょうど古代ギリシャローマのコロセウムのような感覚なのでしょうか?
日々のストレスをぶつける感じ・・?
その後プロレス会場を出て、夜23時近く、夜中の町なのに眠らない町、煌々と明かりはつき、お店もバーはそこらじゅう空いている。
驚いたのが大人のエッチ系のおもちゃ全長30センチはあるかくらいのものがむき出しでウィンドウショッピングできる大人のおもちゃやさんがうじゃうじゃありました。もしかしたら夜中だからそれしかなかったのかもしれませんが私のメキシコシティの印象はそれが色濃く残ってしまいました。
画像でお見せできないのが残念ですが絵面はとんでもなかったです・・。笑
そして夜中にかかわらず意味なく?群れ騒ぐ人々、日中とは打って変わって涼やかな夜風 道を歩いていた当初は バックを前にしっかり持って周りを警戒しまくって見ていたのですが 全然そんなことはしなくても良かったです。道端で寝てる人 観光客に何やら話しかける人、いろんな人がいてとても面白かったです。
道端で寝てる人やスラムが多いことについて、現地の日本人ガイドさんがたくさん教えてくださいましたが 驚くべきことばかりでした。
メキシコでは金持ちと貧乏人の差が激しいのだそうです。
世界一の富豪もメキシコにいる一方で、世界一の貧富の差のある国でもあるとのこと。
実際ガイドさんの息子さんは、高校生の頃タクシーに乗ったら、拳銃を突きつけられ 履いてたバッシュを強奪されたのだそうです。メキシコの一般常識?では金持ちは分け与えるもの。一人で持ってたらうばわれるのが当たり前、持っているものが強制的に分け与えろ、 という概念があるのだそうです。
確かに食料品や日用品はとても安いけれど、飲食店や趣向品それ以外のものはとても高いのだそうです。
しかし、ここで日本人はうっかり 格差社会はダメだ 金持ちは貧乏人を助けろ というような視点でみがちですが これが実は違いました。
現地の人は貧乏にプライドを持ってる方が多く、稼ぐことを頑張らないと決めてる人がいるのだそうです。汗を書いて働くなんて自分の信念に沿わない、だからあえて貧乏でいる、金じゃない価値観を大事にしている人生観なのだそうです。驚きですよね。
格差社会というのは勝手な日本人のレッテルであり、現地では悪いことじゃなくて 生き方のプライドができているということなのです。
日本では良き学校、大学に入り いい会社 に入り出世するのが幸せというのが 当たり前ですがメキシコは違うのです。
頑張ってのし上がりたい人はどんどんのし上がり金持ちになるし、
稼ぐことよりも大事なことをプライド持って生きてる方もいるし
そういう心の自由をすごく感じました。
現地に行かないとわからない本当に驚きの考えでした。
続く
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