ビビるな!プロ作家の考える、アンチ(叩き)への心構え
こんにちは。スランプ中のプロ作家、イーサンチャップマンです。
私がプロになって最初にしんどいと感じたことは、締め切りや原稿執筆よりもアンチによる「叩き」でした。当時2ちゃんねる(今の5ちゃんねる)には私の名前でスレッドが立ち、良いことも悪いことも書き込まれていました。
中にはまったくの事実無根の中傷(浮気をしている!など)や、こいつ作品のパクリだ! という指摘もありました(当然パクってません)。
誹謗中傷に慣れていなかった私は精神的に大きなダメージを受けました。しかし今ならわかります。そんなもの、まともに相手にしなくてよかったのです。
叩かれない人などいない
「つまらない」などシンプルな低評価、これは仕方ありません。なぜなら、どれだけ売れている作家でも「つまらない」と言われているのです。日本で、世界中で大ヒットを飛ばしている作家にも「つまらない」と言う人はいます。面白いつまらないは個人の感性ですし、あまりにも絶賛ばかりだと逆張りしてあえて「つまらない」と言いたくなる人もいます。100人中、100人が「面白い」と評価されるなど、ある例外を除いてありえません。ですから、あなたが「つまらない」というネガティブな意見を恐れているのであれば、その恐れは作品を発表し続ける限り永遠に続きます。
ではどうすればいいのか? ズバリ気にしないという割り切りを持つことです。全ての読者に好かれようとしてはいけません、それは無駄な努力です。
評価してくれる人を相手に仕事をしよう
あなたは、あなたを評価してくれる人を相手に原稿を書いてください。それは「評価をしてる人の言いなりになれ」という意味ではありません。悪口を言う人を相手にするな、ということです。
自分の作品を全ての人に受け入れて欲しいという気持ちは、あなたのエゴです。悪口を言う人の意見を真に受けて、自分を変えることなどしなくて構いません。あなたを嫌う1人をファンにする努力よりも、あなたをまだ知らない人々をファンにさせることを目標にしましょう。限られたアンチのために原稿を書くのではなく、無限の未知のファンに向かって作品を発表するのです。
叩かれない人とは?
前述したように、中には叩かれない人もいます。それは「まだ知られていない人」です。ファンの数が少なければ、ポジティブな意見しか出ないこともあります。多くの書き手はこの状態からスタートすることが多いため、途中でアンチが出てくると「ポジティブな意見しかなかったのに、なぜ!?」と動揺してしまいます。
アンチが出てきても焦らないでください。今までは、あなたのことを好きな人にしか作品が届いていなかったのです。それが、あなたに無関心な人にまで作品が届くようになったということです。これは、あなたの作品がより多くの人の目に触れるようになったという証拠です。
つまり「ポジティブな意見ばかりの内は、まだまだ」ということです。アンチが出てきてからが本番なので、むしろアンチの意見が出ることは喜ばしいことだと考えてください。
アンチの意見にも参考にするものがあるのでは? いや、無い!
もしあなたが「アンチの中にも建設的な意見を述べる者がいるのでは?」と考えるのであれば、それも間違いです。建設的な意見は、信頼できる仲間から受ければいいでのです。わざわざアンチの中から意見を取り入れる必要はありません。なにしろアンチは無視してください。相手にするだけ無駄です。
アンチがいるということは?
どんな人気者にもアンチが発生するということは、逆にどんなに人気がなくてもファンが誕生するということでもあります。自分には才能がない、自分は誰にも見てもらえないと思っている人でも、必ずファンになってくれる人はいるはずです。万が一、アンチしかいない作家になったとしたら、それはそれでとんでもない個性となるでしょう。だからどう転んでも大丈夫です。安心して作品を発表してください。
結論 アンチは絶対に発生する
以上のように、あなたが書き手として成長すればするほどアンチは出てきますし、それを止める手立てはありません。アンチが出てきたら「私も作家として名前が売れてきたのだな」と思って、それ以降は無視をしてください。炎上商法をしたい人はアンチと上手く絡めばよいのですが、そんな度胸のある人はこのページを見てはいないでしょう。
アンチが一線を越えてきた場合は、弁護士に相談するなど法的な手段に出ましょう。あなたが法的に、モラル的に問題ない作品を発表しているのであれば、アンチに攻撃されて精神を病む必要などありません。悪いのはあなたではないのですから、正々堂々としてください。
これらは作家だけではなく、全ての職業に言えることではないでしょうか。
ネガティブな意見に惑わされず、健全な作家ライフを!
また面白い物語が書けるようになりたいのでサポートお願いします。本当にそんな日はやってくるのか?