小学校二年生の話
小学生になった時から剣道を習ってたんです。
毎週火曜日と木曜日にコミュニティセンターまで爺ちゃんが送ってくれて、終わるまで待っててくれたんです。
二年生になった時には既に剣道に行くのが嫌でさ。
習い始めた理由も母親に「チャンバラみたいで楽しいからやりなさぁ〜い」って言われて、チャンバラやってみたくて行く事にしたんだけど。
ぜんぜんチャンバラじゃ無いし…
毎回、スリ足でランニングみたいにぐるぐる走って
ひたすら素振りして、先生の竹刀を「め〜ん」って叫びながら打って。正座で挨拶して終わり。
の繰り返しで1年以上やってたら、「あ、お母さんに騙された…チャンバラなんてやらないじゃん」って気付いたんですよ。つまんないんですよ。基礎やる期間が長過ぎて…
そして木曜日の夜7時からはテレビで北斗の拳が始まったんです。
これ絶対観たかったんだよね。
毎週めちゃ楽しみだったんだよね!
北斗の拳観てケンシロウみたいになりたくて、毎日腕立て伏せと腹筋してたし。
それなのに時々帰るの遅くなって、家に着いたらもう始まってたり。
冬なんて雪降って帰るの遅くなったら観れなかったり。
「剣道辞めたい」
って母に言ったら
「ダメです!自分でやるって言った事は最後までやりなさい!」
って言われてさ。
自分でやるって言ったかなぁ〜⁇
最後っていつなんだろ⁇
チャンバラやってみないか?って言われてやってみたい!とは言ったけどさ。
結局、高校三年生まで剣道やってましたワタシ。
野球やりたかったなー!
野球カッコいいなー。
野球楽しそうだなー。
って、ずーっと思いながら。
ちなみにどうやら、僕の両親は野球とかサッカーとかチームスポーツをやらせたく無かったようですね。
その話はいつかしようと思います。
続く
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