フランス留学始まり一ヶ月。感じたこと、思ったこと。

一年のフランス留学が始まり1ヶ月が経過した。この1ヶ月良いことも悪いことも含めてそれなりに色々な経験をしたので忘れないようにnoteに残しておこうと思う。

その1
日本人と西欧の人々の留学に対する覚悟の違い。
 
留学に来てまず感じたことが、「みんな同じ国同士でめっちゃ固まるやん。」特にヨーロッパの人はアジアや南米、アフリカ等の地域に比べると特に同国籍の人同士で固まっている。最初はひたすら「なんでこいつら留学来てんのに同じ国同士で固まってんねん。」と正直イライラしていた(今もしている)が、それはおそらく、彼らがほんの数時間数千円で他の国へ行くことができ、異文化や他民族に触れられるヨーロッパという環境下で育ったからだと思う。言い換えると、留学に対する覚悟や思いが島国で単一民族国家から来る僕のような日本人とは違うのだ。
 僕たち日本人の大多数が留学に対しどんな理想を抱いているだろうか?外国人の友達とパーティー。昼間にはカフェでおしゃべり。そんなところだと思う。断言できないしこれはあくまで自論だが、彼らが持つ異文化や他人種に対する興味は我々が持つそれよりも薄いと思う。なぜなら彼らは地理的にも経済圏的にも他国へ自由に行き来でき、常日頃から自らとは異なるものに触れて育ってきた。そのため特別積極的に他民族と関わろうとしないのだろう。と言うよりかはその必要がないのだろう。友達と旅行に来ているくらいの感覚なのかもしれない。故に自然と一緒にいて心地の良い同じ価値観、言語を共有できる同国民と固まるのだろう。

   (今気づいたがここで言う彼らとはヨーロッパで生まれ育ち他のヨーロッパの国へ留学している人々と定義するべきだと思う。)

 一つ例を挙げるとすなら、クラスのグループワークのメンバーを教授があらかじめ決めていた際に、いつもくっついているドイツ人グループが離れてしまった。これに対し彼らは自分達を同じグループにするよう要求しいくらか時間を喰った。思わず僕は小学校の修学旅行班決めの際に女子が喧嘩していた様子を連想してしまった。

 かといってそれが悪いことだとも僕は思わない。(積極的にいろんな人と関わりたい僕にとっては悪いことだが)少し話がずれるかもしれないが、幼い頃から色々な文化や人に出会える環境で育った彼らは『個』として独立している。言い換えると、僕たちよりも人生経験が豊富で自分を持っている人が遥かに多い。この間アムステルダムに旅行へ行った際に会った大学の先輩も『こっちの人は目が座っている』と言っていた。その通りだと思う。いろんなものを見てきただけに、彼らは自分とは異なるものを受け入れる器が備わっているし、オープンマインドだと思う。まあこれも国単位で差はあると思うが。

 拙い文章ではあるがこれが一つ、僕がこちらへ来て感じて、自分なりに考察したことだ。これからも面白いと思った出来事やそれに対して僕がどう思ったか等々シェアしていきたいと思います。



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