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基礎をおさえる!イラスト修練講座

割引あり

※多少加筆修正してますが、ココナラで公開しているブログとほとんど同内容のものです。
絵の上達を早めるノウハウや、研究結果、専門学校に入る際の心構えなど、体験談を交えてご紹介してます。

概要

よく「〇〇の描き方」といった技術本やメイキングを見かけますが、そもそもその技法を理解するための基礎力を磨きたいなど、もっと色んなものに応用が効く、根底の部分の説明を求めている人もいるのではないかと思いましたので、自分なりに10年間研究してきて気づいた事や効果のあった上達法をご紹介します。

※専門学校に入るか悩んでいる友達がいたので、その子に向けて作った資料なども追加しました。

1.自分の感性タイプを調べよう

仕事なども経て研究してきた結果、自分は大まかに3タイプほど把握しています。

きっちりハマるタイプがない場合はこの3タイプの中間などかと思いますが、その場合は3タイプの修練方法を試して自分に向いていそうなものをチョイスするのがいいかもしれません。

-緻密計算タイプ(技術型)

定規やコンパスなどの扱いが上手い人や、ラフ→下書き→清書など手数の多い絵を描くのが苦にならないタイプの人が該当すると思われます。
このタイプは歪みによるダイナミックさを出すのは苦手な方が多い印象ですが、反面、基礎的な脳みその処理パフォーマンスが高いです。(自分は該当しませんでした((

-3DCGタイプ(想像型)

頭の中のイメージの段階から、線ではなく面で考えるタイプ。
尚、この記事の作者は概ねこのタイプに該当します。
精密計算タイプに比べると精密な書き込みが得意ではないですが、構図や全体の雰囲気などをダイナミックに表現する能力に長けている人が多そうです。

-我が道をいく個性派タイプ(天才型)

計算や立体イメージが苦手な反面、独自の感性を備えているタイプの人。
ものの正確さより抽象表現や独自の表現方を確立させるのが上手いです。
一般受けしにくい作風の方が多い印象ですが、1番努力で補えない部分の素質を備えているので、己の手をコントロールする力を身につけると一気に化けます。

2.タイプ別の修練方法

タイプ別とはいうものの、全て自分が体験してみて実際に効果が出たものですので「このタイプはこれが得意そう・理解しやすそうだな」という観点から分けています。

-緻密計算タイプ

サラッと描くというよりはじっくりキッチリした作業が得意かと思いますので、イラレなどのベクター描画ソフトでのデッサンなどが有効かと思います。

手数が多いので一回一回の修練に時間がかかりますが、計算で出せる上に修正が容易ですので物の見え方を探って覚えるのに大変有効です(この手法はそのままお仕事にも応用が効きます)。

また、ラスター描画ソフトで絵を描く場合、このタイプの方は描画ソフトの定規機能の扱いに慣れるのが1番デジ絵の上達が早いと思われます。

-3DCGタイプ

最初から細かく計算するよりはサラッと特徴を捉える方法の方が得意かと思いますので、ボールペンでのクロッキーやデッサンをお勧めします。

線が多いと絵が潰れる上にインクなのでやり直しが効かない分、瞬発的な集中力が高まり無駄な線を省く力が身につきます。

自分の学生時代の体験を交えると、毎日1時間ほどクロッキー会に参加した結果、およそ半年くらいで線に変化が現れました。

クロッキー以前にものの形がうまく取れない方は、blenderなどでSDキャラや動物などのローポリゴンモデリング(ローポリである事が重要なのでスカルプトは不可)を体験してみるのも有効です。

3DCGソフトで実際に面をつくっていく作業を可視化すると、脳内のポリゴン生成技術が上がります。

口笛吹いてるやつが変化出始めのやつだったかも…
ここまで来るのに毎日描きまくって約半年^p^

-我が道をいく個性派タイプ

まずは手のコントロール力を上げることを第一に考えます。

オススメは「定規で直線を引きまくる→ある程度感覚がつかめたら全てフリーハンドで正方形を描き、中を並行線で塗りつぶしていく」などの手癖の矯正や、写真や上手い絵のトレース・模写による目視での感覚矯正です。

写真のトレースの場合、最初のうちは光と影の境目をメインに線画のみのトレースを行うようにすると情報が絞れて理解しやすいです。

※トレースは1番お手軽な修練法ですが、いわゆる既存作品の真似なので成果物は自分の作品にならない事に注意。

これを電車内とか早朝の授業待ちなど、暇な時間にずっとやってました。

因みに、グラフィッカーのような作風をコントロールしなければいけない職に就くつもりがないのであれば、己の個性が気に入っているor評価されていると思う場合は上手い下手は気にせずに我が道を更に突き進んでいって良いと思います!

個性のある方の場合は上手い下手よりもコンテンツの構成・見やすさや、作風をブレさせない気持ちなどが重要かと思いますので、DTPのお勉強をする方がより有用な場合もあります。

3.どのタイプにも共通するポイント(以下10年分の研究データです)

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