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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第17話「大切なもの」感想

※あまり下調べも確認もしないので間違いがあるかも。

突然情勢が複雑になったところに衝撃の展開。整理が必要だ。

スレッタの人格

細かい所だが、スレッタが前話での言動を「この前は変な事言っちゃって」と弁解していたが、これはどう捉えるべきだろうか?おかしいとは思いつつも母親への依存を止められないのか、それともミオリネの剣幕を見て合わせただけの発言か?

株式会社ガンダムとグラスレー

シャディクとペイル社CEOらの交渉のシーン。シャディク側から「株式会社ガンダムのモビルスーツ事業への参入」を提案していたような気がするが、そんな決定権がなぜある?シャディクが総裁に当選した暁には、という話にしても社員に揃って抵抗されれば難しいのでは?

そして、新エランが「ガンダムとグラスレーはグルだった」と言っていたが、全くどういうことだか分からない。まずサリウスがガンダムを忌避しているのは間違いなく手を組んでいるとすればシャディクだが、ミオリネに拒絶されてから全くそんな描写はなかった。「カマをかけてみた」というのはスレッタをスタンガンで襲撃したことだろう(あまりにも短絡的な手段で彼のキャラに合わない)。しかし、あれで何が分かったというのか?

そしてニカ、ノレアと共に新エランまで揃い踏みするあの部屋。おそらくサリウスが軟禁されているのと同じ建物で、グラスレーやフォルドの夜明けというよりはシャディクが所有しているのではないか。後々重要な場所になりそうな気がする。

ジェタークの絆

グエルが今回の決闘を受けた理由は分かりやすい。ダリルバルデがエアリアルにリベンジを果たせば強烈なアピールになる上、グエルがホルダーへ返り咲くというのは象徴的な意味を持つ。また、エアリアル自体の存在もジェターク社にとって大きな利益になるだろう。

退学届をこっそり止めるというナイスアシストで補佐役としては有能なところを見せるラウダ。収まるべきところに収まったといえる。

スレッタに告白してあっさり振られたが、今のグエルにとってジェタークの仲間以上に「大切なもの」はない。戦場のトラウマが蘇るも仲間の声援であっさり克服し、これから一致団結して盛り返す姿が見える。

プロスペラ、ミオリネ、そしてエリクトの意思

プロスペラとミオリネが手を組むことに。スレッタが決闘で敗北し、エアリアルを奪われたのは二人、いやエリクトも含めた三人の思惑が一致したことになる。

プロスペラは今回の決闘を最後とすることにあっさり同意した。ミオリネがベネリットグループの総裁になり、総出を挙げて協力すればエアリアルで決闘を行う必要もなくパーメット・スコア8を達成できるということだろうか。こうなると、プロスペラの本命はミオリネであり、スレッタは彼女を動かすための人質でしかないともいえる。

ミオリネの狙いはスレッタを「救う」ことであり、そのために必要なのは母親の呪縛から解き放つことのはず。クワイエット・ゼロさえ完遂すればプロスペラがスレッタを縛る理由はなくなるのかもしれないが、それは自由になったというよりは捨てられたといったほうが正しいような気がする。もしかすると、わざわざ「これが狙いだった」などと宣告して別れを告げたのは、何かに依存することをやめさせるため?

そしてエアリアルが動きを止める直前、エリクトの「ごめんね」の声。エリクトが完全に共謀していたなら、システムを停止するまでもなかっただろう。それでもエリクトが本気で拒絶していればこのようなことは不可能なはずで、エリクトも妹(?)のためを思って手を出さなかったと考えられる。

今週の決闘描写

途中から完全にグエルが勝つと分かってしまったが、演出として徹底していて良かった。

先にグエル側が不調でピンチに陥ってからの押し返し、逆転ではなくダメ押しのためのパーメットスコア6発動、そして威圧感のあるスレッタの表情。ミオリネの誕生日まで負けられないという言葉さえも、これまでの積み重ねから歪みや暴走を想起させ、しっかりと「勝ってはいけない」流れになっていた。

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