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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第18話「空っぽな私たち」感想

※あまり下調べも確認もしないので間違いがあるかも。

展開的にはスローダウンしつつも、最後に重大なターニングポイントが。

ジェターク社の苦境とシュバルゼッテ

出資者から「子会社の統合をしないのなら話は無かったことに」と迫られるグエル。子会社の統合とは、すなわち縮小・切り捨てであり、解雇により路頭に迷う社員が出るということ。躊躇する「ヴィム・ジェタークの『息子』」の先はそう平坦ではない。

プラモの情報から話題になっていたシュバルゼッテが初登場。ジェターク側からシン・セーに猛烈に接近して実現した共同開発とのことだが、7話以来特に絡みのなかった両者なので、いつの間に?という感じがする。

暴露する新エラン

前話で新エランが「ガンダムとグラスレーはグルだった」と発言していたが、単にフォルドの夜明けとシャディクが結託していることを指していた模様。なぜ「あのテロリスト」とかそういう呼び方をしなかったんだろうか?

そして「空っぽだからアーシアンのためなどという大義を掲げる」とノレアを評して見事に激怒させる。なんでスレッタに対してはああも的外れなんだろう。

真エランの正体はペイル社のAIに最も優れたリーダーとして選ばれた人間とのことだが、ではCEO4人組は最も優れた補佐役として選ばれた人間たち?それとも彼女らが今代で真エランが次代?

持たざるラウダ

温室にやってきてスレッタを「空っぽの水星女」呼ばわりするラウダだが、割り込んできたチュチュに対しては命を救われた恩があると告げ引き下がる。ペトラとフェルシーの微妙な反応といい、9話の描写はやりすぎだったのでは。

グエルの帰還を喜び、やはり器が違うと持ち上げるジェタークの生徒たち。それを聞いたラウダの表情が明るくないというのは、(今作では珍しく?)分かりづらいポイントな気がする。最初からCEOになど向いていないのは分かっていたと思うのだが。

空っぽなスレッタ

無理に明るく振る舞うスレッタ。「やりたいことリストの二つが消化できた」って、もしかして全部マシマシの麺ランチを食うのもその中に?見かねてミオリネに直談判するよう促すチュチュ。イメージ通り面倒見のいいところを見せた。

スレッタがエアリアルに誘われて乗り込むと、中のパーメット空間(?)でエリクトの姿をした何かと邂逅する。彼女らはリプリチャイルドであり、ほぼ間違いなくエリクトの複製だと思われるが、口ぶりからするにエリクト自身が含まれていないように思う。そして、肝心のスレッタが何なのかという核心には触れずじまい。

彼女らに別れを告げられたスレッタが、あっさりとデータストームに苦しめられたのは「特別なのはエアリアルであって、スレッタは単に選ばれたから動かすことができた」ということを示している。例えば5話での旧エランと変わらない。そういう意味ではミオリネに対しても勝ち取った、ではなく選ばれた、という意識があったような。

そこにやってきたプロスペラ。「学校ならあなたの心を埋められる」「スレッタは自由に生きられる」などと言うが、本人からしたら完全に捨てられた格好だ。まさかこのまま宇宙に投げ出して抹殺するのではと思ってしまったので、そうならなかっただけ良かったが。かわいそうなことをした、くらいの意識なのだろう。

それでエリクトは自由だとのことだが、あとクワイエット・ゼロで何をするのだろう?もうエアリアルにパイロットは必要ないといいつつも、ひとりでに動き出すような描写もなかったし、結局プロスペラがパイロットシートに座ってしまった。授業の内容的に、やはりパーメットで全人類を繋いでエリクトと同じにしてしまうとかだろうか。

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