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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話「逃げ出すよりも進むことを」感想

※あまり下調べも確認もしないので間違いがあるかも。

滅茶苦茶面白かった。だがなぜ最初からこうしない?今まで平和にやっていたのが過酷な展開を受け付けない層のためだとすると、逆にいきなりこんな展開を見せるのはドギツすぎるんじゃないのか。特に最後。

オープニングの変更点

前話からかもしれないが、オープニングで今までシルエットだけだったルブリスウルとルブリスソーンの姿が描かれ、パイロットも一緒に映っている。

アンチドートが通用するのはパーメットスコアレベル3まで

ドミニコス隊がルブリスウル相手にアンチドートを発動するが、パーメットスコアをレベル4にまで引き上げたことで突破されてしまう。パイロットにには相応のデータストームによる負荷がかかる描写。

9話でもエアリアルが同様にアンチドートを突破し、こちらではスレッタに負荷がかかっている様子はなかった。これはデータストームの影響を受けずにパーメットスコアを引き上げたから?それとも発光色が青かったことから、スコアとは異なる意味での違いがあるのか?

ミオリネ親子の過去

デリングがミオリネを庇い、重傷を負ってしまうシーン。ミオリネが「なぜあの時母と一緒に逃げなかったのか」とデリングに問いただす。

ミオリネは父母に過去何があったのかを知っている。物語序盤までデリングに心を開かなかったのには、それだけの理由があったようだ。

ニカ姉内通バレ

戦闘でパニックに陥る地球寮の生徒たち。ニカが咄嗟の判断でモールス信号(?)でルブリスソーンにメッセージを送る。危機は回避したが、マルタンに見られてしまう。当然簡単にごまかせるということはなく、2期目最初の登場は仲間から問い詰められるシーンだろう。

そして実弾を見てテロリストがアーシアンであると確信したこと、「宇宙を汚しやがって」のやり取りから、宇宙空間で実弾を使うことをスペーシアンは忌避しているということになる。デブリになって後々危険とか?

親子の同士討ち

なんとヴィムがディランザに乗って出撃。と思ったらグエルもMSを奪って脱出し、最終的にグエルがヴィムに致命傷を負わせてしまうという事態に。

テロリストがプラントに攻撃を仕掛けてきたのはヴィムの策謀がきっかけだ。そして、グエルがハイジャックされた艦に乗り合わせたのは学園からの退学と子会社への就職を強いたのがそもそもの原因だ。

再びデリングの暗殺を狙うというリスクの高い策をヴィムが採ったのは、グエルの連敗で追い込まれたからとも考えられる。父の言う通りにしていればテロに巻き込まれることもなかっただろう。

「ライバルの頭を直接ぶっ叩いてここまでのし上がってきた」とはヴィムの談だったが、デリング暗殺といいグエルへの接し方といい、直接的すぎる人物だったというほかない。

「ごめんね、怖い思いさせちゃって」

この状況では露骨に怪しすぎる台詞と声色。人が死んだという事実にばかり気を取られるスレッタの反応はごくごく自然なもの。

その後、皆を守るようスレッタを諭し送り出す。なんかいい話をしているようなBGMが使われているが、あまりにもうさんくさ過ぎてこれも一種の演出にしか見えない。アバンでの「あの子は来るわ、エアリアルがここにあるもの」ですら洗脳済みという意味に思えてくる。

エアリアル(改修型)出撃

名称はCMから。万を持しての出撃だが、疑問点がいくつもある。

まずガンダム特有の発光色。戦闘時は他のガンダムと同じく赤で9話で見せたフィールド展開も無し。そしてルブリスウル&ソーンを撃退後に青に変わり、ミオリネ捜索のためにフィールドを展開する。青のほうが強力というわけではなく一長一短で、アンチドートを突破したのも周波数的なもの?

次に、「実戦仕様ではないにも関わらずあの威力」という発言。今までの決闘で使われた緑色のビームは全て試合用で、実戦ならウルやソーンのようなオレンジ色のビームが普通という事か?普通に緑色のビームでMSを破壊できていたが、人に当たっても死なないとか?

そして、改修を行った動機。無敗を誇るエアリアルにさらに強さを求めるのは何のため?9話で追い込まれたとはいえ、覚醒することで手負いの状況からあそこまで押し返して見せた。1v6の決闘で危うげなく勝てるMSなど学園で必要なのか?今回のような実戦に備えるためだとしたら、言葉通り実戦仕様にするはず。

やめなさい→人殺し

やりやがった。V超えたんじゃないか。

まずスレッタの豹変ぶり。射殺されたテロリストを見たときの反応は普通だったのに、プロスペラの言葉で生身の人間を殺すことにすら何の感情もなくなった。ガンダムシリーズでよくあった描写として「知らないパイロットの乗るMSを撃破するのは大丈夫でも、人間を殺していることを意識した途端に恐ろしくなる」というのがあったが、笑顔のまままさしく血塗られた手をミオリネに差し出す姿は異質だ。

そしてミオリネの反応。父と自分が今まさに殺されそうで、相手の命を奪わず咄嗟に無力化するのは難しいという状況。自分達を守ってくれたスレッタを人殺し扱いするのは冷たいようだが、確かにこの凄惨な状況で笑顔でいる花婿は怖すぎる。

プロスペラはスレッタに何をしたのか?ミオリネとの関係性にどんな影響があるのか?2期目に期待。繰り返しになるが、何で突然こんな展開にした。

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