記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第14話「彼女たちのネガイ」感想

※あまり下調べも確認もしないので間違いがあるかも。

やるのではと言われていたことをやりまくった回。

描かれる人間関係

後半パートのせいで吹き飛んでしまったが、前半パートでは人間関係の補完がされていた。

ニカに事情を聞くスレッタ。母が絡まなければまともな感性をしているように見える。直前で見学客(おそらくスペーシアン)がヤギのミルクに拒絶反応をみせるシーンは、ニカがシャディクと結託した理由の暗喩だろう。「スレッタは学校生活楽しんでね」という台詞は悲しげだが、スレッタにもこの後試練が待ち受けている。

スレッタをまた口説こうとする強化人士5号。少しはまともに会話できているのかと思っていたが、再び10話のノリに。ノレアと互いを揶揄しあうが、前話で「気が合う」と評した通り境遇は似ているのかも。ソフィはこの手のキャラに定番の不穏な台詞を吐くが…

正式にジェターク社の次期CEOになるラウダ、そしてペトラ(グエルの取り巻きだった子)から向けられた感情。確かに実質世襲制なら順番的にラウダなのかもしれないが、現状では明らかに器ではない。そんな彼を支えるペトラという構図にするんだろうか。

惨劇のランブルリング

まさか本当にやるとは。サリウス拉致のオマケまでついて展開が早い。

前話でわざわざ緑のビームが外壁に当たって拡散するカットがあった通り、実戦仕様のビームは施設外壁を破壊できる。出力が違うとの言及があったが、決闘仕様のビームでもMSは普通に破壊できている。施設には決闘仕様限定のアンチビームコートでもされているのだろうか?さらに決闘仕様ではコクピットを狙えない制限もかかっていることが判明。

細かい所で、乱戦に備えたのかファラクトが6話での狙撃兵装ではなく短銃身のライフル2丁持ちをしている。ガンビットを使っていないのはエランの台詞通り。そしてスレッタを守るような事を言いつつ、狙撃担当のチュチュに敵機を押し付ける調子の良さ。

地球寮チームにはガンダムが2機も居て戦力的に有利、な時点で普通に試合が進むわけがなく、どう例えればいいのか分からないほどの暴挙と大惨事が発生。とりあえず空気が漏れたり人が吸いだされる描写が無くてよかった(?)のと、ラウダ君がいつの間にか重傷負ってた。

外壁に空いた穴から宇宙戦に突入し、ソフィを非難するも12話で自分がしたことを思い出すスレッタ。戦場がフラッシュバックしていたチュチュがラウダ&ペトラを助けるためには躊躇なく撃てたのと合わせて、呪縛を脱していく流れだろうか。

再び覚醒したエアリアルがガンヴォルヴァ(まんまGビット)を乗っ取り、戦況が逆転してトドメ、というところでスレッタの静止により動きが止まる。エアリアルの意思はスレッタとは別で、なおかつ敵パイロットの殺害も辞さないようだが?

グラスレーチームのメンバーもグルとなり、サリウスが拉致される。これは「計画に引きずり込む」というのか?目覚めたところでシャディクの所業も暴露して後戻りできないと脅迫し、協力を強要するのか?ニカの自首は阻止されたが、マルタンの通報により明るみに出たのでシャディクの目論見通りにはいかないだろう。

明かされていく真実

早くもクワイエット・ゼロの内容が説明される。視聴者からは(表向きの)概要を聞いた時点で人類補完計画とかラグナレクの接続とかそういう方向にしか思えないが、ミオリネがすぐさま「神にでもなるつもりか」と評したのは察しが良すぎる気もする。

エアリアルの中にエリクトの人格がいるのもほぼ確定。プロスペラの目的も、「エリクトとまた一緒に暮らす」だと思われる。母からはまたも道具のように扱われ、ノレアからは過負荷で死んだソフィと比較し「化け物を超えた化け物」のように言われるスレッタ。

なんだかんだで予想通りに進んでいる本作、このまま恐れていた通りの展開になるのか?

この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?