機動戦士ガンダム 水星の魔女 第3話「グエルのプライド」感想

※本編及びPROLOGUE、ゆりかごの星のネタバレを含みます。
※あんまり下調べも確認もしていないので間違いがあるかも。

今週はグエル君回。下がった状態からスタートして最終的にどこまで上がるのかと思っていたらまさかこんなことになるなんて。

赤いモビルスーツ=ダリルバルデ

前回ラストで量産機2機を撃墜していたのはこいつで間違いないよね?宇宙空間で爆散したので死人が出たのかと思ってたけど、中身はAIだったんだろうか。早くもマジ戦闘が始まったかと本気で勘違いしてしまった。

そして乗っていたのはグエル君。早くも専用ディランザは退場か。赤いことに対する文句はなかったので、パーソナルカラーの紫に対するこだわりはない模様。

「これはお前だけの戦いではない」

パイロットの操作を補助、というより勝手に戦ってしまう意志拡張AIに対して抗議するグエル君に父親からの言葉。確かに大勢の人間が関わっていて、意志拡張AIの製作者とかにもプライドとかあると考えればこのセリフ自体は正しい。

だけどこっから露骨に全てを父親一人の意のままにしようとする発言が続くのはアニメ的だなという感じ。現実の大人はもっと汚くて、耳障りのいい言葉によって分をわきまえさせようとするのだ。

プロスペラ=スレッタ母

は大方の予想通りで、スレッタ(主人公)=PROLOGUEのエリクトもほぼ確定。そうなれば今週のシーンも

  • 二人きりの会話でもエリクトではなく偽名のスレッタ呼び

  • エアリアルをガンダムでないと刷り込む

と娘を騙していることになる。ゆりかごの星でも復讐に囚われていることが示唆されていて、このままラスボスになるのか改心して味方サイドになるのか。

気になるのは、プロスペラの元々の計画はどうだったのか。スレッタが入学早々ホルダーのグエルと決闘し、理事長の娘であるミオリネ(ヒロイン)の婚約者になるなどさすがに想定外だと思うので、もっと時間をかけて頭角を表させる予定だったのかも。

「逃げない人を笑うのはダメなんです」

グエル君はホルダーの座は(少なくとも当人としては)実力で勝ち取り、決闘では卑怯な手は使わず、遠隔誘導攻撃で一方的にやられても言い訳や負け惜しみをせず、むしろ父親の権力で結果を無効にされたことにプライドを傷つけられる。

第1話では嫌な奴のように描かれたんだけど、短気すぎて悪事をやってしまう、例えるなら項羽みたいなタイプというか。スレッタに横恋慕さん呼ばわりされたとき取り巻きがクスクス笑ったのも、人望がないというよりは後で仕返しするような陰湿さがないように思えてくる。

今週の戦闘シーン

ダリルバルデが持っていた長い棒の両端にビーム刃が出てる武器、現実にはあんなもんないはずなのでなんて呼ぶべきか。スターウォーズのダブル=ブレード・ライトセーバーとかPSO2のダブルセイバーに似てる。

何らかの枷を嵌められて戦わされると予想していたのだけど、それがないのでエアリアルがガンダムであるという嫌疑は完全に晴れたということでいいんだろうか?第1話での決闘が無効になったのは禁忌であるガンドフォーマットを用いていたからだったはず。

ガンビット(盾が分離してファンネルみたいな子機になるやつ)使い放題なら楽勝なんじゃ?と思いきや相手の手足が分離した。劇中描写だとそんな感じしないけど、第3話にして敵も味方も終盤レベルのことしてるぞ。

グエル父の仕込んだ策略というのはスプリンクラーで水で撒いてビームの飛び道具を使えなくするというもの。じゃあ地球では雨天時ビームライフル使えない設定ってこと?スパロボでは水中適性Cが常だったけど、参戦したら天候の要素がついて雨Cとかなるんかいな。

グエル覚醒後の戦闘シーンは熱かったので、ここにもっと尺取ってほしかった。ガンビットさえ使えば余裕で勝てちゃうみたいなのを覆してほしいし、「この人、強い!」も説得力が増す。

その他カプ描写

スレッタの「デートとかしてみたいから結婚とか嫌です」って最初本気で意味が分からなくて「普通にミオリネとすればよくね?」とか思ってしまった。水星育ちとしては(?)男の子としたいよねそりゃ。順調に私も脳が侵されているようだ。

グエル君の最後の台詞に関してはえっと、田舎育ちのヒロインが熱血バカと無口クールの二人に迫られる乙女ゲー的なやつか。今時のガンダムは進んでいるなぁ(?)。

あ、あとグエル君に「先輩の市場価値がさがっちゃいますよー」とか言ってた子、実はグエル君のことがちょっととかない?ないか。

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