機動戦士ガンダム 水星の魔女第7話「シャル・ウィ・ガンダム?」感想
※あまり下調べも確認もしないので間違いがあるかも。
急転直下。まさにこれまでにないガンダム、ちゃんと整理しないとついていなくなりそうだ。
シャディク「ニカ・ナナウラ、こないだはどうも」
まず細かいところから。覚えている限りでは、シャディクとニカに接点は特になかったような気がするが?何か裏でしていたのか、それともニカのおかげでシャディクの目論見通りに事が運んだという一方的な話なのか。
演技派な真のエラン・ケレス
真のエラン・ケレスは強化人士4号とかなり性格が異なるので、当面は表に出てこれないのではと思ってたら早くも姿を現す。素の性格のままではなく4号と同一人物のフリをするつもりはあるようだが、お約束というかスレッタに違いを気づかれて話を切り上げている。
後半パートでエアリアルがガンダムだと聞いて驚くなどの(視聴者には見え見えの)演技もしており、今後も「偽物のフリをする本物」として登場するのだろう。
ミオリネvsプロスペラ
お嬢様キャラには必須の「あなたが持っている物は親からもらっただけ」という指摘。元理事長室住まいなのもしっかり突っ込んでるけど、スレッタから聞いたんだろうか?
いうまでもなく、ミオリネは天才的な頭脳を持っておりおそらく努力もしているだろう。直前でわざわざマネーの虎の成立不成立を当てるシーンが入れられているぐらいだ。
ミオリネに足りないものは何か、それが明かされるのはいつか…と思わせておいて後半パートで正解が出てしまった。私は満足だけど、果たしてこれが若い視聴者に受け入れられるかどうか。
あと「21年前のヴァナディース事変の立役者」としてデリングが英雄視されていることになっているが、おそらくは民間人の虐殺といった部分を隠ぺいしてヴァナディース機関を摘発・解体した功績のみを喧伝したのだろう。
株式会社ガンダム設立
超絶急展開。善玉・悪玉とかどっちサイドで簡単には分けられなさそうなので、それぞれの立場をできるだけ整理してみる。
スレッタ&ミオリネ
本編で喋った通りのことしか知らないし、行動も咄嗟の判断。ミオリネがデリングに敬語を使い出資を頼み込んだのは成長なのだろうけど、「別に親父を認めたわけじゃなくて~」みたいな発言が後で出そう。
プロスペラ
会社の設立が決まるやいなや、スレッタにもエアリアルがガンダムだとあっさりバラす。ガンダム疑惑のかかりそうなMSで大立ち回りを演じさせたのも計画のうちなのかと思ったが、いくらなんでも1話からここまでの展開を全て想定していたとは考えにくいので、本来はもっと時間をかける予定だったのだろう。
ペイル社CEOら
冒頭でヴィムに詰問されてファラクトがガンダムだと認め、後半パートではファラクト開発部署の解体と引き換えにシン・セー社にエアリアルの廃棄を求める。
終始余裕の態度だったことから、ファラクトを捨てるのはトカゲの尻尾切りにすぎず、一方ガンダムが認められればそれも良しといったところか。
ヴィム&ラウダ
悔しがっていたので、この展開は想定外&損だということになる。プロスペラに持ち掛けていた取り引きとはなんだったのだろうか?ヴィム側の出すものはまた助け舟、としてプロスペラからはエアリアルの情報を独占供給とか?
これから劇中でもメタ的にも株が下がり続けたところにグエルが戻ってきて、という流れになりそう。
デリング
まだよく分からない。PROLOGUEであれだけのことをしてガンダムを潰したのに、あっさり認めてしまった。ただ、「安全なガンダムであるエアリアルを見せられたから」というのは十分な理由ではあるし、サリウス(シャディク養父)もこれを予期していたようだ。
ミオリネへの言葉と合わせると、「ガンダムは軽々しく扱うと危険で人類全体にも危機が及びうるが、正しく使えばそのリスクに見合う価値がある」ということか。ヴァナディース機関を潰したのも、エアリアル(の中の人格)のようなものは作れず廃人を生み出し続けると決めつけた結果ということになる。
ただ、それでも武力制圧という手段を用いたのはなぜだろう。デリングがここで柔軟な姿勢を見せると、ヴァナディース機関は少し怪しくなってくる。プロスペラもそれを継がない立場とされることから、人殺しはすべきでないにせよ解体されるべきものだったという可能性が出てくる。
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