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レチナⅡa


今日はお気に入りのカメラを紹介します


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コダック レチナⅡa

レンジファインダー式のカメラです


このカメラの特徴は

レンズの鏡筒部分が蛇腹になってて撮影しない時は折り畳んで格納することが出来ます

それによって厚みが抑えられるので小型のボディと相まってバッグの中でも容積が嵩張らないところが有難いです(多少重量ありますけど‥)

レンズは50mm、使いやすい画角のものが付いてます

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実際に使ってる感想


写りですが

これは先ず写真を見てもらうほうがいいかなと思うので


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(Kodak Retina Ⅱa  Kodak Colorplus200 )


オールドらしい柔らかさですが意外とシャープです

色調が少し青っぽい、、これは装備されているレンズの特徴「シュナイダーブルー」と呼ばれるもの

色味はフィルムでも変わってきますが、この青味はどのカラーフィルムにも出てくるんですよね、傾向としてはとくにシャドー側に青く現れがちです

ボケは自然で僕が持ってる古いレンズの中でも比較的おとなしめ、写真は少し絞ってるので参考程度に

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( Kodak Retina Ⅱa  Kodak Colorplus200 )


逆光ではフレアやゴーストが全開、でも大歓迎です(笑)

やっぱりアンティークレンズは期待させてくれる何かがあるから面白いですよね


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(シャッター選択は赤い指標点を回す 写真約1/300あたり)

シャッターはシンクロコンパーのB~1/500、シャッター音は「コツン♪」と上品なメカ感触、ボタンのストロークも無駄がなく良く出来てます

チャージはフィルムレバーで巻き上げと同時にしてくれるのでとても使いやすい仕様です


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絞りはF2~F16、設定ツマミは少し小さめですが程よいクリック感で不便さは感じたことないです

写真右にある蒲鉾形のレバーでピントリングを回します

親指を添えるとフィット感あって扱いやすく、曲面デザインもレンズ周りの雰囲気に溶け込んでるのでいい印象です


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裏蓋の刻印

もうこれは「カッコいい」の一言に尽きる思います

持ってる喜びも感じられる、カメラにとってデザインは性能と同等に重要なものですね


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個人的総評としては


ファインダーがやや小さめなこと、眼鏡な僕にはちょっと見えづらく、後に視度調整を加工で取り付けました

露出計がない、そこはフィルムの箱に書いてあるのでOKです

とにかく使っていてストレスを感じる場面はほとんどなく、使いやすくレンズの写りやデザインもとてもいいカメラです

もし唯一気になるところを書くなら、自分のようなモサイおっちゃんが使うにはかなり可愛い過ぎるんですよね、、

是非女性に、ってことで我が家ではかみさんの愛機となっています(笑)


このレチナⅡaは後継機のⅢcなど、中古市場に2~3Kほどで数多く出回ってます

が、約70年前のものなので良い状態の個体が見付かるかどうか、、

ですがメカニカルカメラなのでメンテナンスを受けてくれるところもあります、永く使えるカメラと思います(僕は広島光学さんにお世話なっています)

興味のある人には是非オススメしたい、お気に入りのカメラです


※詳しい歴史等についてはネットに出回ってるので割愛させてもらいました(書くのが面倒なだけか‥笑)


e.

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