見出し画像

店内導線と、ディスプレイをかえたら…物販売り上げアップ!


今年創業60周年の宝塚市小林(おばやし)の老舗珈琲店 百合珈琲
いつもコミコミの大人気店。
女性オーナーの千佳さんが毎日何度も豆を焙煎、その度あったか~い
い~い香りが外までただよいます。

オーナーから相談をうけたのが2019年9月中旬
「カフェと物販スペースが入り込んでおりスタッフが動きづらく、物販
コーナーにお客様が滞留しづらい、物販の売り上げを増やしたい


ロケハンに行くと…
わ、入口が2か所でカフェに入るお客様、出るお客様が混在、スタッフは
お客様の前を通りレジに行く、物販スペースとレジが違うとこにある、、
めっちゃ燃える現状でした。

before実例写真その①

画像1

一方の入り口入ってすぐの物販スペース売りたい物がどれか、どこにあるのかわかりません、そして、お客様が支払いをする間、商品は見られません。

画像2

画像4

after実例写真その①

画像3

変更したこと
①ここでの物販をやめ、お一人様カフェスペースに変更
②レジ近くで使用していた机をテーブルとして利用
③レジとその周りの物は全て撤去、新たな物販スぺースに移動
④隠れていた本棚をよく見える様に、前に置いていた物は全てはずし
 お一人用席のみ置く

画像5

画像6

オーナーと相談し、何が困っているのか、どうしたいのかをインタビュー
変更プランを提案しこの形に。

このお一人様スペース、どうなるか心配されていたけど人気スペースに


before実例写真その②

画像7

もう一方の入り口奥に焙煎室、これはとっても強み! 
なのに…前にあれもこれも置おいてあり奥にちらっと「焙煎室」の文字が
見えるだけ。
強みを目立たせるよう仕切り直し!

画像8

店内奥におおきなカフェスペースがあるが、こちらの入り口入ってすぐの
場所にもカフェスペースが、スタッフの導線に無駄がおおい現状

after実例写真その②

画像10

変更したこと
①焙煎室前、足元にあったガラスケースも全く目立っていなかったので
 移動しガラスケース内は商品ではなく、非売品物をディスプレイ
②こちらのスペースを物販と焙煎室のみにし、レジを移す
③カラフルでうつくしいホーローポット全て目立つ場所に並べ珈琲豆と
 あわせて陳列
④入口入ったこちらのスペースに、奥のカフェで使用していた丸テーブル
 とスツールを置き、お客様が回遊できるスタイルに変更

画像10

丸テーブルをはさみ反対側
変更したこと
①まず売りたい商品を目立つ位置に陳列
②アイキャッチとして珈琲豆をずらッと並べて強調する
③陳列台に使用しているのは、ここがカフェの時に使用していたベンチを
 重ねて利用

画像11

画像12

画像13

これらの入れ替えは相談があった1ヶ月半後の11月3日に実施、
全てで7時間で終了しました。


「ディスプレイとは物言わぬセールスマン」

導線、レイアウト、ディスプレイ、など少し手を加えるだけで
①目線が変わり
②スタッフの動きに無駄が無くなり
③お客様の物販スペースでの滞留時間が長くなり
物販の売り上げが7倍になりました

お金をかけなくてもできる

そして今回のレイアウト変更、ディスプレイには
①廃棄したものはあるが、新たに購入したものはありません
 固定する金具・テープのみ購入
②掃除・整理・統一で店を見直し、最大限あるものは使う
③今まで眠っていたものをお宝として復活させる

悩んでいることがあるなら一度見直しませんか?

みなさまとコミュニケーションを通して
よりフレキシブルに、よりハートフルに

画像14

HP : www.etalagiste.jp
FB  : 中島彌生
instagram : yayoivenus

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?