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「社畜」にならないために気を付けること3選

「もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら」など、最近「社畜」をタイトルに含む書籍やアニメを見かけます。この書籍を拝読したということもありますが、そもそも「社畜」とはどういう定義だろうと思って調べてみました。(ちなみに、自分では使ったことがない)

そうすると、私が何となく持っていたイメージとは違って、むしろ逆の意味であることと、結構昔(1990年代)から使われている息の長い言葉だとわかりました。

私が持っていたイメージとは、「会社+家畜」の造語であることから、会社に飼われている、つまり大きな価値は出していないけど会社に依存している存在、「仕事をがんばっている人」というよりは、あまり意志なくぼーっと過ごす「窓際族」に近い感じでしたが、逆でした。

正しくは、Wikipediaによると「主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤もいとわない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態」を揶揄した言葉で、1990年代に流行した俗語です。

いくつかのサイトをもとにした社畜チェックリスト10選と、私が考える社畜の原因と社畜にならないために気を付けること3選をまとまました。


社畜チェックリスト10選

  1. サービス残業や休日出勤をして自慢している

  2. 自分より役職が上の人には無条件で緊張する

  3. 自分の発言には自信がない方だ

  4. 仕事を頼まれたら断れない

  5. マイナス思考で物事を考えがち

  6. 夢中になれる趣味が特にない

  7. 有給休暇を自由に取ることができない

  8. 仕事を頑張る自分に酔うときがある

  9. 今の会社で理不尽な目にあても退職する勇気はない

  10. 簡単に会社を辞めたり転職するべきではない

10項目中8項目以上当てはまったら社畜で、5項目以上当てはまったら社畜予備軍といえるでしょう。

私が当てはまる点は3つほどあるため、素養は持っているものの、転職は2回しているし、どちらかというとプラス思考なので、今のところ大丈夫です。(笑)

ただ、コンサル会社では「仕事は一生懸命がんばるのが当然」「上司の発言は絶対」という暗黙のブレインロックから、周囲に合わせて長時間労働をしているうちに自分も社畜予備軍に、ということはあるかもしれません。

社畜にならないために気を付けること3選

社畜は「自分の意志と良心を放棄」している状態です。そうなると、仕事が人生を支配してしまい、心身共に健康で幸せな毎日を送ることが難しくなります。

そもそも、人が社畜になる要因は、以下のように「自信が持てない」ことが根本原因だと思います。

・要因1: 他社や他の環境で通用するスキルや能力がない、やっていける自信がない
    ↓
・要因2: 今の会社に在籍して与えられる仕事をするしか選択肢がない
    ↓
・要因3: 上司や会社の要求や業務内容に従わざるをえない
    ↓
・結果:  社畜化

ということで、社畜にならずに主体的に自分の人生をキャリアを切り開くには、自信を持つことが大切です。

とはいえ、いきなり自信がないところから自信を持つのは、難しい。
そのために、まずは


自分のスキルや強みの棚卸をしよう!

これまでの仕事の経験から、何かしら身に着けたスキルや、本来持っている強みはあるはず。人から言われたポジティブなフィードバックを思い出す、身近な人に聞いてみることがお勧めです。いずれも難しければ、最初は根拠はなくてもいいので、自信があるふりをする、思い込むだけでもかまいません。

そして、「社畜にないために気を付けること3選」(私が仕事で大切にしていること3選でもあります)も、定期的にチェックしてみてください。


  1.  自分の中長期のキャリアは自分で考え、仕事に主体性を持つ

  2.  仕事のために自分の大切なことを犠牲にしない

  3.  何かあったときのFight or Flight (戦うか逃げるか) を選べるように
     "Flight"の逃げ道や選択肢も、したたかに準備しておく


特に、現状に違和感を感じた場合の対応策(別の環境を試すetc)を軽やかに取れる自分でいるために、日常的にちょっとした新しいことをやってみるなど、変化への適応力は日ごろから鍛えておくことを意識しましょう。

多くの方々が、幸せなキャリアとライフを手に入れることができることを願っています。

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